C*A系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 19:54 UTC 版)
「いすゞ・スーパークルーザー」の記事における「C*A系」の解説
(この時代の路線系についてはいすゞ・C系を参照) ハイデッカーIIK-CSA650 南部バス 1975年 CRA580/650いすゞは新世代のV型エンジン、ニューパワー10PA1型を開発し、大型トラック・バスに搭載した。この際、車両型式の表記ルールが変更され、Cはリアエンジンバス、Rは10PA1型エンジン(295ps)、Aはエアサスペンション、3桁数値はホイールベース(cm)を意味することとなった。 1976年ハイデッカーI型(通称H1)登場。全高は3.3m。架装は川崎車体。外観的には標準床車を段上げしたセミデッカー的なスタイルになっており、天井の前端がスラント窓となっている。 1977年ハイデッカーシリーズの第2弾として ハイデッカーII型(通称H2)登場。全高はこちらも3.3m。前窓上を拡大したフラット屋根となった。 1979年 K-CSA580/650昭和54年自動車排出ガス規制に適合し、K-C*A系となる(K-が54年規制適合記号)。搭載エンジンに10PB1型(320ps)が追加され、車両形式もCSAとなる。新規V10エンジンの搭載をアピールし、大型トラックのニューパワー同様にCSAには「V10SS」、CRA・10PA搭載型には「V10S」のエンブレムが付く。 1980年ハイデッカーシリーズ第3弾としてハイデッカーIII(通称H3)がいすゞとの共同開発で登場。リベットレスボディ(基本構造はモノコックのまま)を採用し、ヘッドライトは横並びの角形4灯式で、フロントガラスが上下の2枚ガラスとなり、側面は大型のカーブドガラスが採用されている。後面窓も大型の曲面ガラスになっている。 同時にハイデッカーシリーズ第4弾のハイデッカーIV型(通称H4)ボディ登場。縦並びの角形4灯式ライトが特徴で、全高は3.4mとなり側窓上にカーブが付くデザインとなる。こちらもいすゞと共同開発したリベットレスボディである。同時にハイデッカーIとIIもリベットレスボディにあらためられる。 1981年ハイデッカーシリーズ第5弾として、IV型をベースに、側窓上をフラットにした廉価版のハイデッカーV型ボディ(H5:横型4灯式ライト)が追加される。 1983年ハイデッカーI型、ハイデッカーII型のフロントパネルを変更。ハイデッカーIII型に近い形状となる。 ハイデッカーICRA580岩手県交通 ハイデッカーIICRA650はとバス ハイデッカーIIIK-CSA650トキワ観光 ハイデッカーIVK-CSA650国際観光バス なお、73SCボディのCPA/CQA(BU系ホリゾタルエンジン搭載車)がハイデッカーシリーズと共に併売されていた。こちらも1983年にフロントパネルを変更した。 73SCCSA650十和田観光電鉄 73SCK-CQA550JR四国 輸出先での使用例として、タイの例がある。同国では国内メーカー製の路線バスボディ(冷房付き・非ワンマン仕様)を架装し、バンコク大量輸送公社(BMTA)によりバンコク都市圏の路線バスとして現在も使用されている。 CQA650A/Tバンコク大量輸送公社(タイ仕様車)
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