ネレトバの戦い (映画)
(Battle of Neretva (film) から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/03 08:59 UTC 版)
ネレトバの戦い | |
---|---|
Bitka na Neretvi | |
監督 | ヴェリコ・ブライーチ |
脚本 | ステバン・ブライーチ ヴェリコ・ブライーチ ラトコ・デュロヴィッチ ウーゴ・ピロ |
製作 | スティーヴ・プレヴィン |
製作総指揮 | アンソニー・B・アンガー ヘンリー・T・ウェインステイン |
出演者 | セルゲイ・ボンダルチュク ユル・ブリンナー アンソニー・ドーソン シルヴァ・コシナ フランコ・ネロ オーソン・ウェルズ |
音楽 | バーナード・ハーマン ヴラディミル・クラウス=ライテリッチ |
撮影 | トミスラヴ・ピンター |
編集 | ヴォイスラヴ・ビェニャス ロベルト・ペルピニャーニ |
製作会社 | ユナイテッド・ユーゴスラヴィア・プロデューサーズ アイヒベルク・フィルム イゴール・フィルム 他 |
配給 | ![]() ![]() ![]() |
公開 | ![]() ![]() |
上映時間 | 175分 |
製作国 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
言語 | セルビア・クロアチア語 英語 イタリア語 ドイツ語 |
製作費 | $71,015,000[1] |

『ネレトバの戦い』(ネレトバのたたかい、セルビア・クロアチア語:Bitka na Neretvi、英:The Battle of Neretva)は、1969年のユーゴスラビアの戦争映画。脚本はステバン・ブライーチとヴェリコ・ブライーチ、監督はヴェリコ・ブライーチ。第二次世界大戦に実際に行われた戦闘「ネレトヴァの戦い」に基づいている。アカデミー外国語映画賞にノミネートされた。
戦闘
ネレトヴァの戦いは、1943年、ユーゴスラビアのパルチザンに対してドイツ・イタリア・クロアチアの枢軸側が合同で行った戦略的な掃討計画に基づく作戦の中で起きた。これは第4次攻勢としても知られ、現ボスニア・ヘルツェゴビナのネレトヴァ川流域で戦われた。
この戦いでパルチザン部隊は圧倒的多数の枢軸軍を出しぬいて壊滅を免れ、最終的な勝利への道を開いた。
ストーリー
1943年、枢軸軍は合同でユーゴスラビアのパルチザンを根絶する作戦を企てた。ドイツ軍、イタリア軍、クロアチア独立国(ウスタシャ)軍と、セルビア王党派(チェトニック)からなる15万の軍隊は、避難民を加えて総勢約3万人のパルチザンをネレトヴァ川西岸の谷間に追い詰めた。
圧倒的に劣勢のパルチザンは、負傷者・病人もすべて連れていく、というチトー元帥の方針のもと、多数の負傷者をかかえた野戦病院を伴っていた。それは、彼らが敵の手にかかるとすべて処刑されてしまうからである。しかしその病院にもチフスが発生するなど、状況は絶望的だった。
枢軸側はパルチザンをネレトヴァ川の両岸から攻撃する態勢を取っていたが、パルチザンは自ら東岸に渡る橋を爆破してしまう。これを、西岸の敵への自殺攻撃の前兆と判断した枢軸側は兵力を集中すべく大規模な配置換えを開始した。しかしそれはパルチザンの計略だった。彼らはいったん破壊した橋に仮橋を架け、手薄になった東岸に一気に渡った。ドイツ空軍による爆撃も狭隘な谷間には効果がなかった。こうしてパルチザンは苦境を脱したのだった。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | |
---|---|---|---|
TBS版 | テレビ朝日版 | ||
マルチン(砲兵指揮官) | セルゲイ・ボンダルチュク | 塩見竜介 | 雨森雅司 |
ヴラド(工兵指揮官) | ユル・ブリンナー | 森川公也 | 小林修 |
モレッリ将軍(イタリア軍) | アンソニー・ドーソン | ||
ナダ(看護婦) | ミレナ・ドラヴィッチ | ||
ローリング将軍(ドイツ軍) | クルト・ユルゲンス | 川久保潔 | |
ダニカ(パルチザン兵士) | シルヴァ・コシナ | 沢田敏子 | |
クランツァー大佐(ドイツ軍) | ハーディ・クリューガー | 仁内達之 | 若本紀昭 |
リヴァ大尉(イタリア軍からパルチザンに参加) | フランコ・ネロ | 伊武雅之 | 小川真司 |
イヴァン(パルチザン兵士) | ロイツエ・ロスマン | ||
チェトニック評議員 | オーソン・ウェルズ |
トリビア
DVD
過去、1973年4月2日.9日、TBS「月曜ロードショー」で前後編テレビ初放送されたが、日本では長らくDVD化されてこなかった。
2010年、イギリスのArrow Films社から、"The Battle of Neretva"として、英語字幕版のDVDがに発売され、日本からはAmazon.co.ukなどを通して入手が可能である。なお、イギリスのDVDリージョンコードは日本と同じであるが、テレビはPAL方式であるため、NTSC変換機能のあるプレイヤーを使わない限り、本作のDVDは、日本ではPC上でしか再生できない。
2013年7月26日、株式会社アネックより日本語字幕の付いたDVDが、デジタルリマスター版(144分)とインターナショナル版(105分)の2枚組セットで発売された[3]。
参考文献
- ^ “Bitka na Neretvi (1969) - Box office / business” (英語). IMDb. 2013年5月18日閲覧。
- ^ 前後編に分けての放送。
- ^ ネレトバの戦い(豪華2枚組)デジタルリマスター版/インターナショナル版
関連項目
外部リンク
「Battle of Neretva (film)」の例文・使い方・用例・文例
- 米国のメキシコとメキシコ系のアメリカの共同体で1862年にプエブラのBattleのフランス人に対するメキシコの勝利を記念するのが観測される5月5日
- Microsoftがβ版をランチするのは「NetShow streaming server」で動画や音声をオンデマンドで提供する。
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 an admiral of the fleet 海軍元帥.
- 篏入的 r 音 《英音の India office /ndiərfɪs/の /r/の音》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- (英国の)運輸省. the Ministry of Education(, Science and Culture) (日本の)文部省.
- は of の誤植です.
- を off と誤植する.
- あいまい母音 《about, sofa などの /ə/》.
- 副詞的小詞 《on, in, out, over, off など》.
- 迂言的属格 《語尾変化によらず前置詞によって示す属格; たとえば Caesar's の代わりの of Caesar など》.
- çon of garlic [humor]. それにはガーリック[ユーモア]がちょっぴり必要だ.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Speaker of the House of Commons 下院議長.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Committee of Ways and Means 歳入委員会.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- (違法罪―a sin of commission―に対する)怠惰罪
- 『each』、『every』、『either』、『neither』、『none』が分配的、つまり集団の中の1つのものを指すのに対し、『which of the men』の『which』は分離的である
- 『hot off the press(最新情報)』は『hot(最新の)』の拡張感覚を示している
- 『Each made a list of the books that had influenced him』における制限節は、リストに載った本を制限節で定義された特定の本だけに制限する
- 臨床的鬱病を治療するのに用いられる三環系抗鬱薬(商品名ImavateとTofranil)
- Battle of Neretva (film)のページへのリンク