ASCII登場以後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 09:46 UTC 版)
「アスキーアート」の記事における「ASCII登場以後」の解説
1963年頃に7ビットの文字コードASCIIを用いるページプリンター「ASR-33」がテレタイプ社から発売されると、5ビットのボー符号は種類の少なさから次第に使われなくなり、ASR-33が標準的なページプリンターとして定着するに伴ってASCIIコードが普及した。ASCIIコードによるテキストアート(狭義の「アスキーアート」)として最古の例は1966年、当時ベル研究所に勤務していたケン・ノウルトン(英語版)がレオン・ハーモンとの共著『Studies in Perception I』に掲載したもの(実物[リンク切れ])が知られている。 1974年にマイクロプロセッサが登場すると、個人でも所有できる価格とコンパクトさをもったパーソナルコンピュータ(パソコン)の時代が到来した。1990年代初頭までほとんどのパソコンはネットワーク機能を標準搭載していなかったが、愛好家たちはネットワークを構築し、メッセージを電子掲示板(Bulletin Bourd System, BBS)やパソコン通信のコミュニティで交換していた。最初の電子掲示板は1978年2月16日にイリノイ州シカゴでウォード・クリステンセン(英語版)が開設したCBBS(英語版)である。 BBSや電子コミュニティは単なる情報伝達だけでなく会話・コミュニケーションの場であったため、感情を表す顔文字が多く生み出された。顔文字の起源も19世紀に遡るが(→顔文字)、現在の顔文字の直接の起源としては1982年9月19日11時44分のタイムスタンプがあるIBM社のスコット・ファールマン(英語版)(Scott Fahlman)による顔文字『:-)』(笑い)と『:-(』(真剣な)の提案がある。 19-Sep-82 11:44 Scott E Fahlman :-)From: Scott E Fahlman
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