ASCII印字可能文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 10:54 UTC 版)
「ASCII」の記事における「ASCII印字可能文字」の解説
ASCII 32は、空白文字である。キーボードのスペースキーから入力でき、語と語の間に空白を表示する。ASCII 33〜126は印刷可能な文字 (printable characters) であり、半角英数の数字、句読点や記号を表す。若い順からエクスクラメーションマーク、ダブルクオーテーション、…と続き、ラテン文字大文字の前に数字と大半の半角約物、大文字と小文字の間、ラテン文字小文字の後にも数種類の半角約物が割り当てられている。 下の図では、16進数・10進数・8進数の順でASCIIコードの値を示す。 凡例: アルファベット 制御文字 数字 記号 拡張記号 図形文字 国際 未定義 ASCII (American Standard Code for Information Interchange) 印字可能文字_0_1_2_3_4_5_6_7_8_9_A_B_C_D_E_F2_SP0x20 32 040 !0x21 33 041 "0x22 34 042 #0x23 35 043 $0x24 36 044 %0x25 37 045 &0x26 38 046 '0x27 39 047 (0x28 40 050 )0x29 41 051 *0x2A 42 052 +0x2B 43 053 ,0x2C 44 054 -0x2D 45 055 .0x2E 46 056 /0x2F 47 057 3_00x30 48 060 10x31 49 061 20x32 50 062 30x33 51 063 40x34 52 064 50x35 53 065 60x36 54 066 70x37 55 067 80x38 56 070 90x39 57 071 :0x3A 58 072 ;0x3B 59 073 <0x3C 60 074 =0x3D 61 075 >0x3E 62 076 ?0x3F 63 077 4_@0x40 64 100 A0x41 65 101 B0x42 66 102 C0x43 67 103 D0x44 68 104 E0x45 69 105 F0x46 70 106 G0x47 71 107 H0x48 72 110 I0x49 73 111 J0x4A 74 112 K0x4B 75 113 L0x4C 76 114 M0x4D 77 115 N0x4E 78 116 O0x4F 79 117 5_P0x50 80 120 Q0x51 81 121 R0x52 82 122 S0x53 83 123 T0x54 84 124 U0x55 85 125 V0x56 86 126 W0x57 87 127 X0x58 88 130 Y0x59 89 131 Z0x5A 90 132 [0x5B 91 133 \0x5C 92 134 ]0x5D 93 135 ^0x5E 94 136 _0x5F 95 137 6_`0x60 96 140 a0x61 97 141 b0x62 98 142 c0x63 99 143 d0x64 100 144 e0x65 101 145 f0x66 102 146 g0x67 103 147 h0x68 104 150 i0x69 105 151 j0x6A 106 152 k0x6B 107 153 l0x6C 108 154 m0x6D 109 155 n0x6E 110 156 o0x6F 111 157 7_p0x70 112 160 q0x71 113 161 r0x72 114 162 s0x73 115 163 t0x74 116 164 u0x75 117 165 v0x76 118 166 w0x77 119 167 x0x78 120 170 y0x79 121 171 z0x7A 122 172 {0x7B 123 173 |0x7C 124 174 }0x7D 125 175 ~0x7E 126 176 _0_1_2_3_4_5_6_7_8_9_A_B_C_D_E_F大文字のASCII値に32を加えると小文字に変換することができる。この変換は、2進法では、6ビット目に1をセットするだけでよい。また、数字から48を減じれば、対応する値が得られる。この変換は、5ビット目及び6ビット目に0をセットするか、あるいは単純に上位4ビットを無視するだけでもよい。なお、印字可能文字のうち「@」から始まる32文字については、ASCII値を64減じて対応する制御文字を求め、この制御文字を「コントロール+」(英: control+)という前置表現を付けた印字可能文字で表記する慣習がある。 例:BELコード(07) →「コントロール+G」(受信した側の機器で注意喚起音が鳴る) この制御文字の表記方法は、キーボード上の印字可能文字キーを制御文字の送出に用いていた機器の名残りであると考えられる(7ビット目を0にセットする専用キー(Ctrlキー)を、印字可能文字キーと同時に押して制御文字を送出)。 また、Unix 端末では Ctrl+数字 によって、人間工学的に押下しづらい制御文字を送出できる。キャレット記法を用いると、具体的には以下であることが多い。[要出典] Ctrl+2 が ^@ Ctrl+3 が ^[ Ctrl+4 が ^\ Ctrl+5 が ^] Ctrl+6 が ^^ Ctrl+7 が ^_ Ctrl+8 が ^?
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