ASCII形式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 04:55 UTC 版)
「Standard Triangulated Language」の記事における「ASCII形式」の解説
ASCII形式は人間が見た時の可読性が高いが、バイナリ形式と比較してファイルサイズが大きくなり、さらにファイル読み書き時の処理に時間がかかる。 書式は非常に単純である。 すべての行は以下の形式を満たす。: キーワード [半角1文字スペース] データ 最初の行は以下の文で始まる。: solid name nameはオプションだが、省いた場合にも必ず半角スペースが必要である。このあとに三角形データが続く。: facet normal ni nj nk outer loop vertex v1x v1y v1z vertex v2x v2y v2z vertex v3x v3y v3z endloop endfacet 法線ベクトルは英語でnormal vectorと表記される。ここではfacet normalで三角形の法線ベクトルを意味する。法線ベクトルは大きさ1の単位ベクトルである。三角形の座標(vertex)は反時計回りに回る順番となる。数学上は三角形の座標から法線ベクトルは決定されるのだが(逆に法線ベクトルからは座標はわからない。後述するように法線ベクトルデータが直接扱われることは少ない)、三角形の法線ベクトルも同時に表示する規格となっている。ni - nk とv1x - v3z は、e表記法(例:1.000000e+01 )で表記される。facet normal と outer loop の間のスペースは必要である。法線ベクトルの成分はマイナスを取りえるが、座標の成分はゼロか正値のみである。 ファイルの最後は以下の文で終了する: endsolid name
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