時刻管理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 08:45 UTC 版)
「Netscape Portable Runtime」の記事における「時刻管理」の解説
NSPRでは、インターバルタイマーと、暦および時刻の2種類の時刻管理機能を提供する。 インターバルタイマーは、プラットフォームに依存した32ビットのものである。入出力、変数、スレッドスケジュールの管理などに用いられる。これらのタイマーは有限の名前空間を有しており、任意の時間を包括することができる。NSPRのインターバルタイマーでは時刻管理の紀元は提供していないことから、クライアントがそれを処理する必要がある。時刻カウント間隔は、10マイクロ秒から1ミリ秒の間であり、タイマーの最小期間は約12時間となる。しかし、実用上は名前空間の半分しか利用できないことから、実質的な最小期間は6時間に満たない。 暦および時刻は、マイクロ秒を最小単位とする64ビットのものである。暦時間における紀元は1970年1月1日0時0分0秒(グリニッジ標準時)であり、それ以降時刻の増加と共に暦時間も増加する。64ビットを用いていることから、前後およそ30000年を扱うことが可能である。ホストシステムからの現在時刻の取得およびNSPR形式との相互変換、ASCII形式との相互変換も可能である。
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