時刻同期型の長所とその他の方式の短所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/04 21:22 UTC 版)
「ワンタイムパスワード」の記事における「時刻同期型の長所とその他の方式の短所」の解説
時刻同期ワンタイムパスワードには、明確なコスト節約効果がある。ユーザーはパスワードを生成しても使わなかったり、ミスタイプをしたりする傾向がある。時刻同期方式でないワンタイムパスワード・システム上で、これをすると、クライアントと認証サーバーが非同期を起こしてしまう。この結果、認証サーバーとクライアントの非同期状態を解消するために新たなクライアントを再発行しなければならず費用が発生してしまう。 時刻同期方式でないワンタイムパスワード・システムの認証サーバーはこの問題に配慮する必要がある。具体的には、間違ったパスワードを無視する、次に見込まれるパスワードの1つだけではなくより多く(例えば10個)の中のいずれでも受け付ける、再同期機構を追加するなどの方法が考えられる。こうした配慮を施すことで、実装に際して余分な労力、例えばサーバーシステムのコストに対する影響が生じるが、同期問題は回避できる。 (原文:サーバーはこの問題に配慮(間違ったパスワードを無視したり、次の1つのパスワードだけではなく、例えば10個のパスワードのいずれでも受け付けるか、再同期機構を追加するかにより)する必要があり、そうすれば、実装時に余分な労力、例えばサーバーシステムの価格に対する影響が生じるが、同期問題は回避できる。)
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