ARX200
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「ベレッタ ARX160」の記事における「ARX200」の解説
ベレッタARX200は、ARX160モジュラー式アサルトライフルからの派生品であり、2015年後半にイタリア軍に導入された。軍事および法執行機関用途のみが入手可能である。7.62×51mm NATO弾薬が使用され、回転ボルトを備えたガスピストンシステムを介して作動する。 ARX200は、アフガニスタンでの戦闘経験に基づき、イタリア軍歩兵武装における5.56×45mm NATO弾のアサルトライフルと大口径ボルトアクション式狙撃ライフルの間のギャップを埋めることを狙って企画された。イタリア軍は試用と評価のために400丁のARX200を注文し、ARX200の最初のバッチは2015年末までに納入される予定で計画が進められた。イタリア軍はまた、歩兵小隊にバトルライフルを導入する方法についてもテストしている。2〜3丁のマークスマンライフルとバトルライフルとが分隊レベルで配備されることが計画されている。 イタリア陸軍は、ARX200の2つの構成を導入する予定である。全自動および半自動の射撃が可能な折りたたみ式の伸縮式銃床を備えたバトルライフルと、半自動の射撃のみが可能な固定銃床を備えたマークスマンライフル(DMR)の2種類である。バトルライフルの構成では、40×46mm NATOグレネード弾が使用されるベレッタGLX160グレネードランチャーの取付インターフェースと、調整可能なチークレスト、ショックアブソーバー付銃床バックプレート、4つの固定スリングアタッチメントを備えた折りたたみ式伸縮式銃床が装備される。一方、マークスマンライフル(DMR)の構成には、Steiner Optics(Beretta Defense Technologiesの子会社)が開発したコンピューター化されたIntelligent Combat Sight(ICS)が装備され、ICSではレーザー距離計、傾斜計、弾道計算機がコンパクトな6×40光学照準器に統合されている。 ARX200はバトルライフルの構成では、通常モード、緊急モード、および抑制された発砲モードの3つのガス設定を備えており、毎分約600〜650(RPM)の発射速度を持っている。ボルトキャッチレバー、マガジンリリースボタン、発射セレクターなど、完全に両手利き用に設定できる。ARX160とは異なり、空薬莢が排出される側を変更するようには設計されていないが、コッキングハンドルは上部レシーバーの右側から左側に切り替えることが可能である。バレルロックボルトは弾倉の前にある。フリーフローティング構造の冷間鍛造された銃身が装備される。銃身はクイックチェンジ可能であり、1本のレンチで1分で取外しおよび交換可能である。 重量は弾倉なしの状態で4.5kg、(光学照準器等を外した)本体のみの状態で8.6ポンド(3.9kg)。長さは730mm(ストックを折りたたんだ状態)、890mm(ストックを縮めた状態)、1,000mm(ストックを伸ばした状態)である。279mm(11インチ)のツイストレートで競技用グレードで刻まれた右回りの4本のライフリングを備えた、406mm(16インチ)(フラッシュハイダーを除く)ヘビーバレルが装着される。鋼鉄により補強されたポリマー製の一体型の上部レシーバーは、内部にボルトキャリア用のレールを備え、上部に長いピカティニーレールを備えている。射撃時にCクランプグリップを可能とする滑らかに成形された前部ハンドガードを備える。 ベレッタは、100メートルで5発を1.5MOAに収める精度を持っていると主張している。 ポリマー製の下部レシーバーには、新しいベレッタ20発ポリマー弾倉用のモジュール式弾倉装着口が装備される。また、M110 / SR-25用弾倉を使用するために取外し可能な特別な弾倉装着アダプターも付属している。
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