AASHOと沿線各州による再調整とは? わかりやすく解説

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AASHOと沿線各州による再調整(1925年から1926年まで)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/26 01:15 UTC 版)

アメリカ国道」の記事における「AASHOと沿線各州による再調整(1925年から1926年まで)」の解説

発足以降各地賛否両論起きたが、概ね幹線道路沿線自治体では賛成路線から外れてしまった地域では反対意見多かったAuto trail草分けリンカーン・ハイウェイ協会では、保有路線可能な限り国道30号線として指定してもらったこともあり、国道建設計画支持した。ただ他のauto trail運営者これまで自社路線担ってきた役割新設国道代替されてしまうことを恐れ反対した。1926年1月14日から15日にかけて行われた公聴会でAASHOに非難殺到したノースイースト地方では、ニューヨーク州従来通り路線の削減求めたのに対し、南隣のペンシルベニア州は(ちなみに当州前述地域会合には参加していない)AASHOに、より緻密な路線網策定求めた結果的に6路線ニューヨークペンシルベニア州境途切れることになってしまった(その後路線ニューヨーク州内への延長が行われた。現在も州境途切れたままになっているのは220号線のみで、ペンシルベニアからニューヨーク渡ってすぐのニューヨーク州17号線近く州間高速道路86号線に昇格予定)との交差点付近途切れている)。また20号線イエローストーン国立公園途切れてしまっていることからアイダホオレゴン両州が国立公園から先西海岸までの区間30号線入れ替えるよう求めた。 主に各地議論になったのは、ほぼ同規模の道路併走している場合にどちらを国道指定するかという問題だった。特にかつてのauto trail同士競合区間こうした問題顕著だった1月会合でAASHOは初めて2路線40号線キャンザス州マンハッタン-コロラド州リモン間、及び50号線キャンザス州ボールドウィン-同ガーデン・シティー間)に併走区間認めた。これを発端に、後大量併走区間生み出してしまうことになる。公式の路線一覧ではUS 40 North, US 40 Southのように記録されているが、案内上はUS 40NやUS 40Sのように略記されている。 各地域レベルでの論争さることながら、一番の争点となったのは60号線の扱いだった。合同委員会の方では当初60号線をロサンゼルス-シカゴ間の道路とする予定で、ロサンゼルス出た後、オクラホマ州オクラホマ・シティーまで東進しその後北東方向大きく向き変え終点シカゴへ向かう予定であった。また原案ではイリノイ州内東西方向ではなく南北方向に進むようになっていた。この案にケンタッキー州猛反発した。当州幹線級の東西方向路線通らず62号線が通るだけの計画になっていた。そこで、原案60号線沿線各州了承得られ次第原案62号線と52号線のケンタッキー州アッシュランド以東区間が新60号線とされ、62番は旧60号線ロサンゼルス-シカゴ間の新番号とすることが決められた。ところが原案60号線が通ることになっていたミズーリオクラホマ両州は調整案に反対した。ミズーリ州では既に地図刷ってしまっており、オクラホマ州では既に道路標識準備してしまっていた。譲歩案として、60号線をミズーリ州スプリングフィールド分岐して60東線60北線とする案が出されたが、3州とも反対している。結局62号線を66号線とすることで決着した主要幹線用の番号ではないものの、きりのいい番号と言うことケンタッキー州了承取り付けた。 既に32州が路線整備取り掛かる中、1926年11月11日にAASHOは最終計画了承した最終案には、譲歩の末、併走区間のある路線途中区間つながっていない路線(6、1950号線等)、州の境でぷっつり途切れてしまっている路線(先述)などが含まれていた。ペンシルベニア州では初版路線一覧表が出版される際に、既存auto trail番号割り振るために道路番号大幅な再調が行われた。また15号線バージニア州まで延長された。

※この「AASHOと沿線各州による再調整(1925年から1926年まで)」の解説は、「アメリカ国道」の解説の一部です。
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