44号系統
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/10 09:05 UTC 版)
「大阪市営バス港営業所」の記事における「44号系統」の解説
44:弁天町バスターミナル - 地下鉄大阪港 - (咲洲トンネル) - 中ふ頭駅前 - (→南港中三/←南港中四) - ポートタウン東駅前 概要 44号系統は弁天町駅から中央大通を経由、地下鉄大阪港から大阪港咲洲トンネルを通り、ポートタウン東駅前に至る路線である。咲州(さきしま、南港の島型埋め立て地の愛称)内は中ふ頭駅前を通る。なお、ポートタウン東駅前行きの方向幕には「ポートタウン東」としか書かれていない。 この系統が44A号系統だった時代は、大阪市住之江区のコスモスクエア駅前より南港税関前、ポートタウン東駅前を通りコスモスクエア駅前に戻る形で(旧)44号系統が運行されていた。 沿革 当初は特44号系統として、大阪市港区の地下鉄朝潮橋から港大橋(阪神高速4号湾岸線)を通り、大阪市住之江区の南港バスターミナルに至る路線であった。1992年4月12日に始発が弁天町バスターミナルへ延長された。大阪市営バスで唯一高速道路(阪神高速4号湾岸線天保山 - 南港北間)を走る系統でもあった。2002年1月27日に44号系統に名前が変更され、それは2005年8月15日まで続いた。なお、後述するように地下鉄朝潮橋 - 南港大橋北詰間は支線17号系統と経路が重複していたため、港大橋を通るバスは2系統存在していたことになる。弁天町バスターミナル延伸時に支線17号系統が大幅に増便された煽りを受け、20分サイクルに交互運行されるパターンに改められている。 また、南港咲洲地区に国際見本市会場(インテックス大阪)がオープンした(それまでの大阪国際見本市会場は、現在の朝潮橋駅周辺の大阪市中央体育館がある場所に存在していた)事に伴い、地下鉄朝潮橋 - 国際見本市会場前を運行する支線17号系統が運行を開始した。この路線は特44号系統と同様に港大橋を経由していた。この支線17号系統はOTS線の開通に伴いコスモスクエア駅発着の幹線17号系統、臨17号系統などの運行開始に伴い廃止された。 詳細は「大阪シティバス住之江営業所#17号系統」を参照 両路線がほぼニュートラム・地下鉄と並行するが、2005年6月30日まで中ふ頭 - 大阪港間が大阪港トランスポートシステム (OTS) によって営業されており、運賃体系が別立て(2005年6月時点で大人全線230円均一)のため通算運賃が割高となるためか、こちらのバスの利用者も多くいた。しかし、同年7月1日より中ふ頭 - 大阪港間も大阪市交通局が運営することになり(線路はOTS管理)、同時に運賃体系が統一されて値下げされた。そのため、利用者がニュートラム・地下鉄への転移により減少する可能性があり、また、阪神高速道路の回数券廃止でもコスト増大を回避するため同年8月16日から2010年11月30日までの44系統はポートタウン東駅前 - コスモスクエア間、44A系統はポートタウン東駅前 - 弁天町バスターミナル間(大阪港咲洲トンネル経由)となり、大阪市営バスで唯一の高速道路を通るバス路線はなくなり、本数も今までより削減された。さらに2010年3月28日のダイヤ改正で44系統は平日の朝夕のみ運行になった。 なお、特44号系統時代には始発・終発およびその前後に住之江営業所の便も存在した。 また、国際見本市会場でイベントが行われる際の増便ダイヤの際には、支線17号系統に限り鶴町営業所からの応援車両(いすゞ車)も存在した。 港営業所が44A号系統→44号系統を担当していたが、2013年の港営業所廃止により酉島営業所に移管された。かつての44号系統は住之江営業所が担当していたが、2010年12月1日のダイヤ改正で、44号系統は17号系統と統合されて廃止となった。2012年4月1日のダイヤ改正で44A号系統は(新)44号系統に改番された。酉島営業所移管後の2014年9月20日に84号系統に統合される形で廃止となった。 備考 44号系統が高速道路を通っていたため、OTS線開業前までコスモスクエアシャトルバスとして使用されていた日野の専用車(前中折戸でハイバックシートを備えていた)で運行されていた。その後導入された車両はシートベルトが付いている専用のノンステップバスで運行されている(他の系統にも使用される場合あり)。なお、中扉車転属前は通常の後扉車で運行されていた。 有料道路を走行するが、運賃は他の大阪市営バスと同じ200円均一である。バスと地下鉄・ニュートラムを乗り継ぐことも可能である。
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