3000年前の竜都時代の関係者
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「コーセルテルの竜術士」の記事における「3000年前の竜都時代の関係者」の解説
竜王の竜術士の幽霊(本名 フェルリ) マシェル家の地下遺跡の一室にある棺に眠っていた女性の幽霊。30歳没。三千年前に栄えた竜都コーセルテルの、最後から二番目の「竜王の竜術士」で、最後の竜王アゼットの育ての親だった。竜都衰退以降は外の世界を見ることも無くなっていたが、マシェルの子竜たちが地下に迷い込んだのがきっかけで友達になる。マシェルと同じく七つ全ての術を使うことができたが、幽霊となった今では当然ながら使えない。かなりおっとりした性格でマイペース。長い戦いの哀しみも知っており、その後に訪れた平和を心から喜んでいるので、魔族の幽霊とも今は良い友人である。皆からは「竜王の竜術士さん」と呼ばれる(クレイベルのみ「フェルリ」と呼ぶ) 魔族の幽霊(本名 ロズ・アルバ) マシェル家の地下遺跡に住んでいる魔人の幽霊。その正体は三千年前にコーセルテルを襲った魔族軍の一兵士。竜都崩壊の際の崩落に巻き込まれて地下に閉じ込められ、幽霊となった後も竜に対する憎悪と恐怖から地下をさ迷っていた。地下に入ってきたマシェル達を見て最初は怯え逃げ惑うが、マシェルの子竜たちが七竜同時同調術で地下いっぱいに咲かせた花を見て、かつての強力な竜術がすっかり様変わりしていることに驚く。さらにウィルフから現代の魔人たちからの手紙を受け取ったことで、荒れていた心は救いを見出す事ができた。今は地下墓地の一室でフェルリとのお喋りや、たまにやって来る子竜たちと遊ぶのを楽しみにしている。皆からは長い間「魔族の幽霊さん」と呼ばれていたが、精霊になったことが判明して以来「ロズおじさん」に変わった。月の精霊の事件の時にコーセルテルの寝言に怯え、気がついたら貰っている手紙の中に隠れられた。このことにより、手紙のやりとりのお陰で哀しみが薄れて自身が幽霊ではなく精霊になったことが分かり(司る地というのが手紙の束になる)手紙の束を移動させれば移動も出来るようになったために魔族の村へと帰ることとなった。 アゼット 竜王アゼット、「竜王の竜術士」フェルリの補佐竜。暗竜。フェルリに似ているからという理由で、その娘であるラシェを妃に迎えたがっていた。 フェルリを亡くしたことにより暴走。世界の半分を破壊したと言われている。暗竜が恐れられている原因ともとれる。一人で遊びに行き、よく笑う暗竜だったらしく、3000年後の暗竜を知る面々からは想像できない、と言われた。 ラシェ 最後の「竜王の竜術士」。フェルリの娘である。自分の竜術士フェルリを失って暴走した竜王アゼットをとめるべく「竜王の竜術士」となった。8代前の地竜術士の書庫から肖像画をクレットが見つけ、ユイシィの願いでフェルリに贈られた。 ダグ フェルリの夫であり、ラシェの父である男性。コーセルテルを襲う魔族と戦っている。リュシーナを預けられたことから竜術士と思われる。フェルリの話に寄れば彼女と別れる前、『旅の月はこの星を抜けて月へと帰りたがっている。それは自分も同じ気持ち』と言って笑って話していたという。 リュシーナ ダグが預っている地竜の卵。長老たちは、リュシーナを竜王アゼットの妻にと考えていた。
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