2014年版の映画に登場するロボコップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 09:53 UTC 版)
「ロボコップ (架空のサイボーグ)」の記事における「2014年版の映画に登場するロボコップ」の解説
改訂には、『ターミネーター』シリーズや『アイアンマン』シリーズなどのプロダクトデザインを担当したスタッフが関わっている。 デザインは2パターン用意され、初登場時は原典と同様に銀色や青みを帯びた灰色と表されたボディとして登場する(重役によるデザイン提案時には原典版のものも挙げられて好評であったが、受け狙いで変形など無駄な機能を追加されていたため、CEOが却下する)が、物語中盤以降は人間的な感情による躊躇が攻撃の遅れにつながると判断され、全身の大半が黒で占められたデザインへ変更される。黒いボディへの換装以降は、それまで普段はマーフィーの意志で行動できていたのに対し、戦闘モードになると脳に埋め込まれたソフトウェアが勝手に動作して情報処理を担うようになるため、その際のマーフィーは「乗客」と化して攻撃力は大幅に増大するが、冷酷で容赦がなくなってしまう。しかし、物語終盤には最初のデザインに戻される。 遺体の一部を再利用する形であった原典とは異なり、マーフィー自身は(少なくとも対外的には)あくまで生存している人間として認知されており(改造のきっかけとなった事件についても「殺人未遂」となっている)、義手や義足の延長としての義体の位置づけに近い。頭部は普段顔を出しているが、興奮したり、攻撃モードになるとバイザーが下がり目鼻部分が隠れる。ボディー強度は50口径以上の弾丸は防げない。さらにボディーに大きなダメージを受けるとマーフィーは激痛として感じる。 マーフィーに残された身体の部位は脳(一部損傷している)および顔面・肺・心臓・右手だけで、それ以外は全て機械で補われており、出動時以外はボディを分解されて頭部および臓器のみとなり、メンテナンスや、消化器官や免疫機能が失われている生体部位維持の血液の交換、栄養補給、投薬などが行われる。原典と違い生身の頃の記憶を維持しているため、最初の改造が完了した時点では感情の表現も可能であったが、途中で投薬やドーパミンの抑制などにより抑えられることもあった。また、過去のテレビドラマ版やテレビアニメ版の要素も導入され、バイクに乗ってのカーチェイスや単体での身軽なアクションも行えるようになっている。 主武装は、失神レベルから最大20万ボルトの電撃弾で標的を抹殺可能な切り替え式のカートリッジ式スタンガンと、50口径のベオウルフ弾を使用して3点バーストとフルオートに切替可能な改良型マシンガン。
※この「2014年版の映画に登場するロボコップ」の解説は、「ロボコップ (架空のサイボーグ)」の解説の一部です。
「2014年版の映画に登場するロボコップ」を含む「ロボコップ (架空のサイボーグ)」の記事については、「ロボコップ (架空のサイボーグ)」の概要を参照ください。
- 2014年版の映画に登場するロボコップのページへのリンク