1979年のJSL
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1979年のJSL(第15回日本サッカーリーグ1部および第8回日本サッカーリーグ2部)は、1部が1979年3月31日から12月16日まで、2部が4月1日から11月11日まで行われた。
優勝は、1部がフジタ工業クラブサッカー部、2部が東芝堀川町サッカー部であった。
JSL1部
シーズン | 1979(第15回) |
---|---|
優勝 | フジタ工業 |
降格 | 日本鋼管(JSL2部) |
試合数 | 90 |
ゴール数 | 248 (1試合平均2.76) |
1試合平均 ゴール数 |
2.76[1] |
得点王 | ラモス(読売クラブ) |
合計観客動員 | 200,630人 |
平均観客動員 | 2,229人[1] |
← 1978
1980 →
|
第16節、名古屋の瑞穂陸上競技場にて首位フジタとそれを勝ち点9差で追う2位読売クラブの直接対決があり、フジタが2-1で勝利して2年ぶり2度目の優勝を決めた[2]。
2位には前年JSL1部に初昇格した読売クラブが入った。1年間の出場停止処分が解け、この年がJSL1部デビューとなったラモスは得点王とアシスト王の2冠に輝いた[2]。読売クラブでは、現役高校生の戸塚哲也(18歳と1日)が4月25日の東洋工業戦でリーグ戦デビューを飾った[2]。戸塚は読売ユース出身の生え抜き選手で、この記録は1986年2月1日に同クラブの菊原志郎が16歳7ヶ月で出場するまでJSL最年少出場記録であった。
大会概要
参加クラブ
チーム名 | 所在 都道府県 |
前年成績 |
---|---|---|
三菱自動車工業サッカー部 | 東京都 | JSL1部 | 優勝
ヤンマーディーゼルサッカー部 | 大阪府 | JSL1部 | 2位
フジタ工業クラブサッカー部 | 東京都 | JSL1部 | 3位
読売サッカークラブ | JSL1部 | 4位|
日立製作所サッカー部 | JSL1部 | 5位|
東洋工業サッカー部 | 広島県 | JSL1部 | 6位
日本鋼管サッカー部 | 神奈川県 | JSL1部 | 7位
新日本製鐵サッカー部 | 福岡県 | JSL1部 | 8位
古河電気工業サッカー部 | 神奈川県 | JSL1部 | 10位
日産自動車サッカー部 | JSL2部 | 2位
成績
年間順位
順位 | クラブ | 勝点 | 勝利 | PK勝 | PK敗 | 敗戦 | 得点 | 失点 | 得失差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | フジタ工業 | 53 | 12 | 1 | 3 | 2 | 36 | 15 | +21 |
2位 | 読売クラブ | 44 | 10 | 0 | 4 | 4 | 48 | 26 | +22 |
3位 | 日立製作所 | 44 | 8 | 5 | 2 | 3 | 23 | 18 | +5 |
4位 | ヤンマー | 40 | 9 | 1 | 2 | 6 | 28 | 21 | +7 |
5位 | 古河電工 | 40 | 7 | 5 | 2 | 4 | 28 | 22 | +6 |
6位 | 東洋工業 | 33 | 5 | 4 | 5 | 4 | 20 | 19 | +1 |
7位 | 三菱重工 | 32 | 5 | 5 | 2 | 6 | 16 | 20 | -4 |
8位 | 新日本製鐵 | 29 | 6 | 2 | 1 | 9 | 23 | 25 | -2 |
9位 | 日本鋼管 | 10 | 1 | 1 | 4 | 12 | 17 | 43 | -26 |
10位 | 日産自動車 | 9 | 1 | 2 | 1 | 14 | 9 | 39 | -30 |
優勝 |
JSL2部との入替戦 |
得点ランキング
順位 | 選手名 | 所属クラブ | 得点数 |
---|---|---|---|
1 | ![]() |
読売クラブ | 14 |
2 | ![]() |
日立製作所 | 11 |
3 | ![]() |
読売クラブ | 8 |
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新日鐵 | ||
5 | ![]() |
フジタ工業 | 7 |
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|||
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読売クラブ | ||
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古河電工 | ||
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ヤンマー | ||
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アシストランキング
順位 | 選手名 | 所属クラブ | アシスト数 |
---|---|---|---|
1 | ![]() |
読売クラブ | 7 |
![]() |
|||
![]() |
ヤンマー | ||
4 | ![]() |
三菱重工 | 6 |
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日本鋼管 | ||
6 | ![]() |
フジタ工業 | 5 |
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東洋工業 | ||
8 | ![]() |
フジタ工業 | 4 |
![]() |
|||
![]() |
読売クラブ | ||
![]() |
ヤンマー | ||
![]() |
新日鐵 | ||
![]() |
古河電工 |
表彰
賞 | 選手名 | 所属クラブ | 受賞回数 |
---|---|---|---|
得点王 | ![]() |
読売クラブ | 初 |
アシスト王 | |||
![]() |
ヤンマー | 3 | |
![]() |
読売クラブ | 初 | |
得点王 ゴールデンボール賞 | ![]() |
||
アシスト王 シルバーボール賞 | |||
新人王 | ![]() |
日立製作所 | _ |
年間優秀11人賞 | ![]() |
三菱重工 | 4 |
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フジタ工業 | 2 | |
![]() |
3 | ||
![]() |
|||
![]() |
三菱重工 | 8 | |
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読売クラブ | 初 | |
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フジタ工業 | 2 | |
![]() |
読売クラブ | ||
![]() |
初 | ||
![]() |
フジタ工業 | 3 | |
![]() |
ヤンマー | 12 |
JSL2部
シーズン | 1979(第8回) |
---|---|
優勝 | 東芝堀川町 |
昇格 | ヤマハ発動機(JSL1部) |
試合数 | 90 |
ゴール数 | 273 (1試合平均3.03) |
得点王 | 中村道明(東芝堀川町) |
← 1978
1980 →
|
JSL2部大会概要
JSL2部参加クラブ
チーム名 | 所在 都道府県 |
前年成績 |
---|---|---|
富士通サッカー部 | 神奈川県 | JSL1部 | 9位
本田技研工業サッカー部 | 静岡県 | JSL2部 | 優勝
甲府サッカークラブ | 山梨県 | JSL2部 | 3位
ヤンマークラブ | 兵庫県 | JSL2部 | 4位
田辺製薬サッカー部 | 大阪府 | JSL2部 | 5位
帝人サッカー部 | 愛媛県 | JSL2部 | 6位
東芝堀川町サッカー部 | 神奈川県 | JSL2部 | 7位
住友金属工業蹴球団 | 茨城県 | JSL2部 | 8位
トヨタ自動車工業サッカー部 | 静岡県 | JSL2部 | 9位
ヤマハ発動機サッカー部 | 東海 | 優勝
JSL2部成績
JSL2部年間順位
順位 | クラブ | 勝点 | 勝利 | PK勝 | PK敗 | 敗戦 | 得点 | 失点 | 得失差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 東芝堀川町 | 48 | 10 | 3 | 2 | 3 | 36 | 23 | +13 |
2 | ヤマハ発動機 | 47 | 10 | 2 | 3 | 3 | 33 | 19 | +14 |
3 | 富士通 | 47 | 11 | 0 | 3 | 4 | 29 | 18 | +11 |
4 | 本田技研工業 | 44 | 10 | 1 | 2 | 5 | 31 | 25 | +6 |
5 | ヤンマークラブ | 36 | 8 | 2 | 0 | 8 | 37 | 30 | +7 |
6 | 田辺製薬 | 28 | 7 | 0 | 0 | 11 | 21 | 21 | ±0 |
7 | トヨタ自工 | 28 | 5 | 3 | 2 | 8 | 21 | 29 | -8 |
8 | 甲府クラブ | 26 | 5 | 2 | 2 | 9 | 26 | 42 | -16 |
9 | 帝人 | 25 | 5 | 1 | 3 | 9 | 24 | 30 | -6 |
10 | 住友金属 | 14 | 2 | 3 | 0 | 13 | 15 | 36 | -21 |
JSL1部との入替戦 |
社会人との入替戦 |
JSL2部表彰
賞 | 選手名 | 所属クラブ | 備考 |
---|---|---|---|
得点王 | 中村道明 | 東芝堀川町 | 15得点 |
アシスト王 | 滝利明 | ヤンマークラブ | 11アシスト |
JSL1部・2部入替戦
参加クラブ
- 日本鋼管(JSL1部9位)
- 日産自動車(JSL1部10位)
- 東芝堀川町(JSL2部優勝)
- ヤマハ発動機(JSL2部準優勝)
JSL1部 | 第1戦 | 第2戦 | JSL2部 |
---|---|---|---|
日本鋼管 | 0-0(PK3-4) | 1-2 | ヤマハ発動機 |
日産自動車 | 4-1 | 2-1 | 東芝堀川町 |
昇格 |
降格 |
- 日本鋼管はJSL2部降格。日産自動車はJSL1部残留。
- ヤマハ発動機はJSL1部昇格。
JSL2部・地域リーグ入替戦
[4]参加クラブ
- 帝人(JSL2部9位)
- 住友金属(JSL2部10位)
- 大協石油サッカー部(地域リーグ優勝)
- 京都紫光サッカークラブ(地域リーグ準優勝)
JSL2部 | 第1戦 | 第2戦 | 地域リーグ |
---|---|---|---|
帝人 | 2-1 | 1-1 | 京都紫光クラブ |
住友金属 | 1-0 | 3-1 | 大協石油 |
昇格 |
- 帝人と住友金属はJSL2部残留
- ヤンマークラブのリーグ脱退の為、大協石油がJSL2部昇格
出典
参考文献
- 『日本サッカーリーグ全史』日本サッカーリーグ、1993
関連項目
「1979 Japan Soccer League」の例文・使い方・用例・文例
- 私は1979年10月22日に東京で生まれました
- 教育省長官の職は1979年に設けられた
- 厚生省長官の職は1979年に議会によって設けられた
- 1953年に創設され1979年に2つの省に分割された、かつての行政府の長
- 米国が中華人民共和国を認識した後、カーターは1979年に台湾に対する承認を取り消した
- 1979年から1990年までニカラグアの反革命的なゲリラ部隊
- 過激派パレスチナ人テロリスト集団で、1979年に創設され、パレスチナでのイスラム国家の創設と、イスラエルの破壊をに取り組む
- パレスチナ解放人民戦線の派閥によって1979年に形成されるが、重要なメンバーがアル・ファタハの派閥に加わるために去った1980年代に解散したテロ集団
- 1979年、ソビエト軍がアフガニスタンに侵入した
- 英国の生化学者(ドイツ生まれ)で、1928年にアレクサンダー・フレミングによって発見されたペニシリンを分離、精製した(1906年−1979年)
- 米国の作家で、小説で知られる(1904年−1979年)
- 人気がある米国の指揮者(1894年−1979年)
- 英国の物理学者(ハンガリー生まれ)で、ホログラフィに関する業績で知られる(1900年−1979年)
- 米国のピエロ(1898年−1979年)
- 米国の政治哲学者(ドイツ生まれ)で、資本主義や現代技術の人間性を失わせる影響を危惧した(1898年−1979年)
- フランスの振付師でバレエダンサー(ロシア生まれ)(1895年−1979年)
- フランスの経済学者で、ヨーロッパで欧州共同市場を擁護した(1888年−1979年)
- イタリアの化学者で、ポリマーの研究で知られる(1903年−1979年)
- イタリアの建築家で、鉄筋コンクリートの使用の先駆者となった(1891年−1979年)
- イランのシャーで、イスラム原理主義者により1979年に退位させられた(1919年−1980年)
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