1.魔術師(=アルダーの弟子)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/01/07 14:38 UTC 版)
「魔術師ベルガラス」の記事における「1.魔術師(=アルダーの弟子)」の解説
ベルディン(Beldin) ベルガラスの『兄弟』兼『親友』。アルダーの弟子のひとり。化身は青い縞のある鷹。伸びたひげと髪はボサボサで、いつも枝がからまっている。身なりを気にしない。桁外れの知能と、論理的かつ哲学的な思考の持ち主で完璧主義者。口が悪く、しょっちゅう悪態をついているが、それは他者へ与える愛は誰よりも深く、他者から与えられる愛をなかなか受け止めないからであろう。 本名はディン(Din)。出身民族は不明。ベルガラスより約1000年後に生まれた。アルダーから『ベルディン』の名をもらってからは、世界(主にマロリー)を観察するかたわら、音楽から哲学まで様々な分野の学問の研究に没頭する。 諸事情で両親のいなくなったポルガラとベルダランを育て、妻の死で堕ちるところまで堕ち、世界を放浪していたベルガラスを立ち直らせた。そして、ベルガラスをはじめとするほかのアルダーの弟子とともに世界を護り続ける。 ベルティラ(Beltira)とベルキラ(Belkira) ベルガラスの『兄弟』。双子で、ともにアルダーの弟子である。双子ゆえに互いの息がピッタリ合う。互いの間で意思疎通を図ることが大の特技。 本名はティラ(Tira)とキラ(Kira)。血気盛んで向こう見ずなアローン人の出だが、もともとの職業が羊飼いだからか、ふたりとも性格が温厚で、攻撃的なことを好まない。アルダーが《谷》にいる時は彼の塔で《師》に寄り添っている。精神での会話と天候を操る魔術を編み出した。 ベルディンとともポルガラとベルダランを育て、ポルガラには料理を教えた。ベルガラスやベルディン同様、世界を世界を護り続ける。アルダーの弟子たちの間では『黒子』的な存在。 ベルマコー(Belmakor) ベルガラスの『兄弟』。アルダーの弟子のひとり。機転が利き、教養深い、洗練された男。小生意気な口を利き、自分より年上のベルガラスやベルディンたちを「おっさん」呼ばわりする。が、その明晰な頭脳のおかげで、ベルディンとは馬が合うようになり、様々な事柄について討論するようになる。 本名はマコー(Makor)。典型的なメルセネ人(Melcenes)で建築に聡く、最初に《アルダー谷》にそれぞれの家(=塔)を建てようと言い出した。様々な局面で切れ者ぶりを発揮するが……。 ベルサンバー(Belsambar) ベルガラスの『兄弟』。アルダーの弟子のひとり。内気で内省的、かつ引っ込み思案な性格だが、芸術家としての才能と、ふだん表には見せない並々ならぬ情熱を内に秘めている。兄弟子のベルマコーからは「若いの」と呼ばれることが多い。 本名は不明。「サンバー(Sambar)」という名はアルダーから与えられた。というのも、彼はアンガラク人(Angaraks)で、本名は当時のアンガラク人の例にもれず醜悪なものだったからだ。9歳のときにトラウマとなる事件を経験し、それ以降、彼の心に無神論が芽生えてしまう。ゆえにトラク及びアンガラク人への憎悪がひときわ強い。 《アルダー谷》にやって来た彼は、生き物を飼いならすことに喜びを覚え、《谷》の動物と仲良くなった。 トラクと他の神々が《アルダーの珠》をめぐって戦争をすることになった際、彼はアンガラク人に残忍な仕打ちをするよう『兄弟』たちに提案する。その提案にベルガラスたちはショックを受けてしまう トラクが《珠》を使ったことで起きた歴史的な惨事は、彼にアンガラク人として計り知れないほどの重責と苦痛を与えてしまう。そして……。 ベルゼダー(Belzedar) ベルガラスの『兄弟』。アルダーの弟子のひとり。2番目にアルダーの門戸をたたいた。信心深くて仰々しく、狭量で目下の者には尊大な態度をとるが、我慢強い一面もある。 本名はゼダー(Zedar)。アレンディア人(Arends)ではないかと思われる(※ベルガラスの推測)。アルダーが《アルダーの珠》を見せたときから彼の様子が変わっていく。《珠》に心を奪われた彼は、常軌を逸した言動をするようになる。 やがて《珠》に関する言動はエスカレートし、独自で奪還のための計画を立てて行動するようになる。次第に《師》や他の兄弟たちとも疎遠になっていき、ついには……。
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