メルセネ【メルセネ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8510号 |
登録年月日 | 2000年 11月 7日 | |
農林水産植物の種類 | アルストロメリア | |
登録品種の名称及びその読み | メルセネ よみ:メルセネ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 11月 8日 | |
品種登録者の名称 | 片桐敏美、片桐ふじ子 | |
品種登録者の住所 | 長野県上伊那郡飯島町七久保4825、長野県上伊那郡飯島町七久保4825 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 片桐敏美、片桐ふじ子 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「ペルグリナ ロゼア」の変異株であり,花は側方外花被は上部が穏黄緑色で下部が黄白色,側方内花被は上部が濃紫ピンク色,中央部が浅緑黄色,下部及び周辺部が黄白色で,側方内花被中央に濃紫赤色の条線が入る切花向きの品種である。草丈は低,茎の太さは細,色は浅黄緑(JHS カラーチャート3503)である。葉の全形は線状被針形,長さは短,幅は狭,表面の色は暗黄緑(同3508),光沢は極強である。開花の方向は水平,散形花序の分枝数はやや少,花柄長は中,1分枝当たりの花数は少である。花の縦径は中,横径は短,花被片の展開度は中,側方外花被の全形は楕円形,内面の花色の模様はⅣ型,内面のAゾーンの色は穏黄緑(同3513),Bゾーンの色は黄白(同3301),条線は無である。中央外花被の全形は楕円形,内面の花色の模様はⅣ型,内面のAゾーンの色は穏黄緑(同3513),Bゾーンの色は緑白(同3501),条線は無である。側方内花被の全形は倒被針形,内面の花色の模様はⅧ型,内面のAゾーンの色は濃紫ピンク(同8605),Bゾーンの色は浅緑黄(同2703),Cゾーンの色は黄白(同2501),条線は有,数は少,大きさは小,分布は中央部,色は濃紫赤(同9709)である。中央内花被の全形は長楕円形,内面の花色の模様はⅦ型,内面のAゾーンの色は濃紫ピンク(同9213),Bゾーンの色は黄白(同2501),条線は無である。花糸の主な色は淡紫ピンク(同9501),葯に対する柱頭の位置は葯より下位,花柱の主な色は淡紫ピンク(同9501)である。開花習性は一季咲,開花の早晩は晩である。「シェーンボルドー」と比較して,葉の表面の光沢が強いこと,側方外花被内面Aゾーンの色が穏黄緑であること,Bゾーンの色が黄白であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成3年に育成者の温室(長野県上伊那郡飯島町)において,「ペルグリナ ロゼア」の変異株を発見,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「メルヘン」であった。 |
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