魚屋食堂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 20:31 UTC 版)
「ちりとてちん (テレビドラマ)」の記事における「魚屋食堂」の解説
野口順子(のぐち じゅんこ) 演 - 宮嶋麻衣/伊藤千由李(少女時代) 喜代美の親友。魚屋食堂の一人娘で、高校卒業後は家業を手伝っている。クールなリアリストで、後ろ向きになりがちな喜代美にいつも毒もありつつ的確な助言をくれる。喜代美の才能を見抜いていた人物でもあり、落語家になると言ったときには心配する周囲をよそに「ビーコに向いてるかもしれんなぁ」と喜んだりしていた。モットーは「何があっても天災」。 第四回寝床寄席の際、大阪まで送ってもらったことをきっかけに、友春と親密になっていく。1996年1月3日の喜代美の結婚式で友春に抱きつかれプロポーズされるが、順子が答えるより先に父・幸助が友春に殴りかかったため返答しなかった。しかし、喜代美の白無垢姿を見て生まれて初めて感動したことと、一生懸命生きているアホである友春がいとおしく思えたこと(これは喜代美と付き合ってきた理由と同じ)から、以降本格的につきあうようになり、ついには友春の子を妊娠してしまう。天災とは違い自分で起こした不始末であるため動揺し、一時は本心を押し殺して自分独りで子供を育てようとまで思いつめてしまったが、両和田家と野口家を交えた話し合いの場で喜代美に説得され、友春との結婚を決意した。 野口幸助(のぐち こうすけ) 演 - 久ヶ沢徹 順子の父。喧嘩の仲裁が趣味で喧嘩している者に売り物の焼き鯖を与えて仲直りさせる「胴乱の幸助」を地でいく人物。犬の喧嘩にまで口を出したり、喧嘩を仲裁したいために揉め事のありそうなところへ足を運ぼうとしたりするので家族にあきれられている。 順子が絡んだことになると冷静にはなれず、友春が順子にプロポーズした時や友春が順子を妊娠させたことを知った時は興奮して友春をなじってしまった。両和田家と野口家を交えた話し合いの後、喧嘩をしないことと仲よく暮らすことを条件に、友春と順子の結婚を認めた。 いつもねじり鉢巻をしめ、冬でも半袖のTシャツを着ている。ちなみにTシャツには鯖の絵が描かれており、書かれている言葉は「仲良き事は美しき哉」もしくは「鯖街道は男道」など幸助の性格や職業にちなんだものになっている。第17週では娘の順子の妊娠、結婚と言う重いテーマだったにもかかわらず着ていたTシャツが「さば人間コンテスト」と言うコミカルなものだった。この趣向は婿の友春の着るジャージにも受け継がれ、友春が鯖の焼き方を修行している時は「焼鯖は1日にしてならず」と書かれており、のちの回では「Yellow Submarine」をもじったものになっていた。 野口松江(のぐち まつえ) 演 - 松永玲子 順子の母。商売下手な幸助のかわりに魚屋食堂を切り盛りしている。大のおしゃべり好きで、正典とはあまり仲が良くない。ミーハーな性格で人気絶頂だった頃の小草若が魚屋食堂を訪れた時は狂喜乱舞した。またゴシップ好きであり犬の噂話までする。そのため、順子の妊娠を知った時にはそのことが噂話になって順子が後ろ指をさされてしまうと心配し、あわや順子を追い込みそうになった。 野口春平(のぐち しゅんぺい) 演 - 斉藤勇人(1999年当時)/新岡澪(2006年当時) 野口順平(のぐち じゅんぺい) 演 - 斉藤隼人(1999年当時)/新岡塁(2006年当時) 友春と順子の間に生まれた子で双子。名前は友春と順子から一字ずつ取った。演じる子役も双子である。後に春平は箸工場を、順平は魚屋食堂を継ぐことになる。
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