類似話とは? わかりやすく解説

類似話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 03:47 UTC 版)

卑怯なコウモリ」の記事における「類似話」の解説

オーストラリアには良く似たストーリーの「太陽消えたとき」というおとぎ話伝わっている。 この話では、カンガルー大将とする動物たちと、エミュー大将とするたちが大戦争繰り広げる動物からもからも仲間扱いされていなかったコウモリは、どちらか勝利貢献すれば仲間にしてもらえると考えた最初優勢だったので、コウモリは得意のブーメラン武器にして味方をした。だがしばらくすると動物盛り返したので、コウモリ動物側に寝返る。やがてカンガルーエミュー一騎討ちになるが、お互いに争い馬鹿らしくなっており、仲直りしようということになる。コウモリ勝ち負けなくなったことにがっかりして洞窟帰っていった。 しかし平和は戻ったが、今度太陽が昇らなくなるという大事件起こった太陽争い繰り広げる動物呆れ果てて、空に顔を出すのをやめてしまったのだ。動物たちは太陽帰ってくるよう知恵を絞ったが、誰一人としてその方法思いつかなかった。だがしばらくしてトカゲが、コウモリ頼めば何とかしてくれるのではないか提案するカンガルーエミューからの懇願受けたコウモリが、地平線向かって3度ブーメラン投げると、太陽は再び顔を出したそれ以来動物は恩を忘れず朝日の出る頃にコウモリ見かけても、いじめたりしないようになったという。

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類似話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/25 01:50 UTC 版)

子どもたちが屠殺ごっこをした話」の記事における「類似話」の解説

井原西鶴裁判小説集・『本朝桜陰比事ほんちょうおういんひじ)』巻四の二善悪二つの取物」に、上記第1話類似しているが微妙に結末異なる話が見られる。話のあらすじ以下の通りである。 昔、京の町で子供たち集まって遊んでいた時、(数え年で)七歳の子不用意に小刀を手にして九歳の子刺し死なせてしまった。加害者家族は「まだ思慮分別のない子供だから、どうか死罪にしないでもらいたい」と懇願したが、被害者遺族何としても加害者死罪にしてもらいたいと譲らない双方訴え聞いた奉行は、おもちゃ人形小判用意し、「その子小判取ったら、価値判断分別があるものと見なし死罪とし、人形取ったら命を助け事とする明日は必ずその子連れて出頭せよ」と告げてその日は一同解散させた。家に戻った加害者家族は、奉行用意したものと同じ人形小判加害者見せて、「小判取った殺されるのだよ」と一晩中繰り返し教え翌朝にもよく言い聞かせてから奉行所出頭した一同見守る中、奉行が「人形取れば命を助け小判取れば死罪にするぞ」と言いながら加害者前に人形小判出してみせると、加害者歩み寄って小判取った。これを見た被害者遺族は「この通り、この者は不敵な悪人でございますと言って加害者死罪要求し加害者家族絶望のあまり声を上げて泣いたが、奉行意外にも、「この子何の思慮分別もない子供である事がよく分かった小判取れば死罪にすると言われにも関わらずこの子は平気で小判取った(つまりこの子死罪の意味さえも分かっていない)ことから、それは明らかである」と言い加害者死罪にせず命を助け判決下した。 この話は、殺人事件加害者思慮分別のない子供である点、また裁判方法として、子供喜びそうな品物と金貨を加害者見せ加害者金貨取った死刑、もう一方品物取った無罪とする条件においては上記グリム童話共通している。しかし、最終的に加害者がどちらを取って死刑回避できるように配慮されている点において、グリム童話とは異な日本の文化独自性を見ることができる。なお、『本朝桜蔭比事』が出版されたのは元禄2年1689年)で、グリム童話集初版本1812年)が出版されるよりも以前であるが、『本朝桜蔭比事』の元禄2年刊の初版本現存していない。

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