長崎人権平和資料館とは? わかりやすく解説

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特定非営利活動法人 長崎人権平和資料館

行政入力情報

団体名 特定非営利活動法人 長崎人権平和資料館
所轄 長崎県
主たる事務所所在地 長崎市西坂町9番4号
従たる事務所所在地
代表者氏名 崎山 昇
法人設立認証年月日 2003/05/26 
定款記載され目的
この法人は、一人ひとりの市民に対して過去日本侵略戦争における加害真実、とくに以下の点について史実即して明らかにする事業行い、当資料館訪れ一人ひとりが加害真実を知るとともに被害者痛み思いを馳せ一日早い戦後補償実現非戦誓いのために献身すること、そして反核反戦反差別・平和の実現相互人間連帯寄与することを目的とする。
(1)朝鮮中国などアジア太平洋地域人びとに対して行ってきた日本の「すべての犯罪行為」。
(2)アジア太平洋地域人びとが、どのように日本アジア侵略戦争に対して抵抗したか。
(3)日本植民地占領支配によって強制的に連行され、又は日本移入せざるを得なかった人びと悲劇の「史跡」と生活実態。
(4)日本強権支配によって強制連行強制労働させられヒロシマナガサキ被爆(死)させられ中国人韓国・朝鮮人の実態。
(5)日本アジア侵略戦争によって、日本国民長崎市民がどのように戦争協力し協力させられたか、その過程結果。
(6)日本アジア侵略戦争抵抗し反対した日本人発掘と、その実態。 
活動分野
保健・医療福祉     社会教育     まちづくり    
観光     農山漁村中山間地域     学術・文化芸術スポーツ    
環境保全     災害救援     地域安全    
人権・平和     国際協力     男女共同参画社会    
子どもの健全育成     情報化社会     科学技術振興    
経済活動活性化     職業能力雇用機会     消費者保護    
連絡助言援助     条例指定    
認定
認定・仮認定
認定   認定   旧制度国税庁)による認定   認定更新中  
PST基準
相対値基準     絶対値基準     条例指定()    
認定開始日:  2014/11/04     認定満了日:  2029/11/03     認定取消日:   
認定年月日:    認定満了日:    認定取消日:   
閲覧書類
監督情報
解散情報
解散年月日  
解散理由  

長崎人権平和資料館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/23 02:07 UTC 版)

長崎人権平和資料館
施設情報
正式名称 長崎人権平和資料館
事業主体 特定非営利活動法人 長崎人権平和資料館
管理運営 特定非営利活動法人 長崎人権平和資料館
開館 1995年(平成7年)
所在地 〒850-0051
長崎県長崎市西坂町9-4
位置 長崎人権平和資料館
最寄バス停 長崎バス 長崎駅前
外部リンク https://www.nagasakijinkenheiwa.com/
プロジェクト:GLAM
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長崎人権平和資料館(ながさきじんけんへいわしりょうかん)は、長崎県長崎区西坂町にある資料館

概要

日本の戦争加害の歴史と平和の意義を伝えることを目的とした私設資料館である。戦争や原爆による被害の悲惨さを記憶に留めるとともに、日本によるアジア侵略と加害の事実を史実に基づいて伝えることを重視している。 同館は、被害と加害の双方を理解することが平和構築の基礎であるとし、戦争責任の明確化と戦後補償の実現、反核・反戦・反差別の理念の普及を目的として活動している。また、来館者が被害者の痛みに思いを寄せ、人間としての連帯と平和への責任を考える契機となることを目指している[1]

資料館の特色として、太平洋戦争における日本の「加害性」にこだわり、日本の加害責任と戦後補償問題に重点を置いていることを挙げている[2]

朝鮮新報社が2022年に行った取材によると、同館理事長の崎山昇は「あまりに外の世界が偏っているから」「日本は過去の戦争で朝鮮半島や中国、アジア諸国へ植民地や侵略といった加害行為を行った。日本ではこの重要な視点が抜け落ちている」などと述べている[3]

展示内容

館内は2階建てである。

  • 1階

朝鮮人被爆者などの外国人被爆者の実態、強制連行による日本統治時代の朝鮮人徴用当時の宿舎や炭鉱の再現展示[4][3]

  • 階段部

日本のアジア侵略に関する写真展示[5]

  • 2階

皇民化思想統制強制連行慰安婦南京大虐殺731部隊、戦後補償に関する展示[6]

館名の変更経緯

1995年の設立当時は「岡まさはる記念長崎平和資料館」という名称であったが、館名に冠していた平和運動家の岡正治が生前に性暴力を行っていたことが2020年に判明したことにより、2023年12月から「長崎人権平和資料館」に館名を変更している[1][7][8][9]

交通アクセス

バス

長崎バス長崎駅前バス停下車[10]

脚注・出典

  1. ^ a b 設立趣旨・館名変更の経緯”. 特定非営利活動法人 長崎人権平和資料館. 2025年10月23日閲覧。
  2. ^ 資料館の特色”. 特定非営利活動法人 長崎人権平和資料館. 2025年10月23日閲覧。
  3. ^ a b ““偏った認識”正す場に/長崎で加害の歴史語る、岡まさはる記念長崎平和資料館”. 朝鮮新報社. (2022年11月6日). https://chosonsinbo.com/jp/2022/11/07-95/ 2025年10月23日閲覧。 
  4. ^ 1階展示”. 特定非営利活動法人 長崎人権平和資料館. 2025年10月23日閲覧。
  5. ^ 階段部”. 特定非営利活動法人 長崎人権平和資料館. 2025年10月23日閲覧。
  6. ^ 2階”. 特定非営利活動法人 長崎人権平和資料館. 2025年10月23日閲覧。
  7. ^ “長崎人権平和資料館が再開 岡正治氏の性暴力問題 放置の背景を自己検証 新展示で説明”. 長崎新聞社. (2024年4月2日). https://www.nagasaki-np.co.jp/kijis/?kijiid=1147712073715220891 2025年10月23日閲覧。 
  8. ^ “故・岡正治氏の性加害告発を受け休館中の長崎人権平和資料館が4月に再出発 性差別や性暴力に関する展示に見直しへ”. 長崎文化放送株式会社. (2024年3月28日). https://www.ncctv.co.jp/news/article/15212972 2025年10月23日閲覧。 
  9. ^ “「性暴力」に向き合う 加害認めた長崎の平和資料館が半年ぶりに再開”. 朝日新聞社. (2024年4月1日). https://www.asahi.com/articles/ASS412GYFS41TOLB001M.html 2025年10月23日閲覧。 
  10. ^ アクセス”. 特定非営利活動法人 長崎人権平和資料館. 2025年10月23日閲覧。

関連項目

外部リンク



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