鉾田営業所の車両
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 16:06 UTC 版)
「関鉄グリーンバス」の記事における「鉾田営業所の車両」の解説
関東鉄道時代から三菱車の配置が多かった。鉾田営業所の路線は狭隘道路を走る箇所が多く、大型よりも中型車の配置が多く、さらにローカル線になると、北村製作所製のボディを架装するいすゞMRが使用されていた。 このいすゞMRは関東鉄道の一般路線では鉾田・鹿島に多く配置され、水戸方面の路線には原則として入ることはなく、主に鉾田〜潮来、鹿島方面に多く入っていた。 中古車はかつて西武バスから富士重6Eボディを架装する日産ディーゼル工業(当時、現「UDトラックス」)RMが在籍していたが、すべて土浦営業所からの転入車だった。これらの車両は関鉄メロンバス分社前にすべて廃車された。 メロンバス分社後は1983年(昭和58年)式いすゞCDM(1222M)置き換え用として大利根交通自動車からの移籍車であるいすゞLV(M001→G5009)が登場し、その後千葉交通からいすゞLR(M002→G5010)が転入した。このLRは当初、関鉄パープルバスに配置される予定だったが、諸事情により鉾田への配置となった。さらに2003年夏には三菱エアロスターK (MP)の置き換えで、大利根交通から富士重7Eボディを架装するいすゞLV(M003→G5011)が転入した。 2004年にはいすゞCDM、三菱MPの置き換えに石岡から2台(1560M、1577M)が転入した。2005年には鹿島方面路線の大幅廃止に伴う減車で、いわゆる「古参車」数台が廃車された。 2006年に鉾田では初の京成バスから移籍した路線車(G5013)および高速車(G5014)が配置された。京成バスからの高速車の移籍は関鉄グループ全体でも初の事例である。同年秋には京浜急行バスからIK架装のいすゞLVが3台(G5017~G5019)配置された。 2007年は鹿島鉄道廃止代替路線用に国際興業バスからいすゞLV4台(G5023~G5026)を当所に配置し、京浜急行バスからのいすゞLVのうち2台(G5018,G5019)は石岡へ転出した。また、2008年にはグリーンバス初の高速新車が1台(G5030 いすゞ、PKG-RU1ESAJ)導入された。 2010年2月には、鹿島鉄道線廃線跡のバス専用道化事業のPRの一環として、「かし鉄バスデザインプロジェクト」による新デザインバス2両(元JR東海バス G5044・G5045)が運行開始した。こちらは石岡営業所のエルガミオとは異なり路線限定運用はされておらず、水戸方面への路線運用に入るケースも多かったが、2018年に土浦から転属してきたエルガ2台(9388G・9389G)に置き換えられ現在は全廃となっている。 2010年4月にはちばグリーンバスからいすゞ・キュービックワンステップバス(G5054)が移籍し、同年12月には名古屋市交通局から日産ディーゼル・RM(G5055)を移籍導入。前述の「かし鉄バスデザインプロジェクト」の新デザインを纏って運行している。 2014年には東急バスから西工ボディーの日デ・JP(G5067)が配置された。その後2016年には潮来地区で広域バス開業に伴い関東バスから三菱・MJノンステ(G5075)が配置された。2018年春には水戸営業所の新車増備や鹿島・波崎地区の車両更新に伴い、日デ・RMワンステと三菱・MJノンステが当所に移籍配置された。 高速車はあそう号に使用されている。特定車は岩瀬日大のスクールバス1台が在籍する。かつては「かすみがうら市コミュニティバス」 や、茨城町の自治体バス も在籍していた。 所有車の車両番号について(先頭記号は、初期配属時の所属営業所を示す) G:グリーンバス全営業所 M:メロンバス鉾田営業所 IS:関東鉄道石岡 KK:関東鉄道柿岡 HK:関東鉄道鉾田 KS:関東鉄道鹿島
※この「鉾田営業所の車両」の解説は、「関鉄グリーンバス」の解説の一部です。
「鉾田営業所の車両」を含む「関鉄グリーンバス」の記事については、「関鉄グリーンバス」の概要を参照ください。
- 鉾田営業所の車両のページへのリンク