配送・設置等
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 09:41 UTC 版)
本来、イケアは客が自ら持ち帰り、設置し組み立てることを前提とした販売を行っていることもあり、家具の商品代金には配送料が一切含まれておらず、配送や設置、組み立て等のサービスは消極的であった。しかしながら、DIYの浸透度の低い日本において過去に失敗している経験上、船橋店オープン時には三菱電機ロジスティクスと提携して、外吊りでの搬入や不要な家具の引き取りまで含め、付帯作業の充実した配送・設置・組み立てのサービスを用意した。 1日に配送できる件数に上限があり、混雑する日曜日の夕方ともなると翌週末の配送予約が一杯になってしまうことが短所としてあげられる。当初、一回当たりの配送量の上限が事実上無かったが、オープン時の大混雑も含めて配送遅延や大量配送物の発生などで配送サービスがまともに機能しなくなり、港北店オープン時の2006年(平成18年)9月より配送量に最大3個までの上限が設けられ(4個以上はさらに別料金)、また配送料金そのものも値上げされた。 2015年9月時点の送料は配送地域、重量、個数で決まっていた。150kg以下かつ20個以下までは固定料金であり、サイズに制限がないためベッドやソファーなどの大型家具の輸送費としては比較的安価である。また、配送サービスの付帯作業として、梱包されていない商品(アウトレット商品など)は別途梱包料が必要となった。組み立てサービスは近距離の配送に限定されている。吊り下げ/吊り上げと6F以上の階段での搬入人件費、玄関から先への搬入には別途費用がかかる。 2018年6月より、SGムービング株式会社による配送サービスが提供され、メインエリア内は個数・重量制限なしで一律3,000円、上記の付帯作業費用と、購入日より15日目以降の配送留め置き料、クレーン車、ユニック車、キッチン時間指定サービスは別途必要となっていた。 港北店ではオープン当初は組み立てサービス自体が無く、アウトレット商品の配送もできないなど差異があったが、現在は神戸店も含めて差は少ない。 組み立てサービスの費用であるが、船橋店では商品価格の20%となっている。一方、港北店、および神戸店では警備・施工マネジメント(KSM)により商品毎にパンフレットにて「施工価格例」というかたちで費用が示されている。組み立てサービスの金額はあくまでも商品の組み立てのみに関するものであり、壁、床、天井などへの固定については別途もしくは含まれない。 手ぶら de ボックス 小物配送サービス。小口商品の配送用に別途「手ぶら de ボックス」と呼ばれる宅配ボックスが用意されており、全国一律配送料込みの箱が販売されている。自分で梱包し、配送カウンターに持ち込むことで、最大30kg、サイズ50×50×60cmの箱または3辺の合計160cm未満のパッケージを、メインエリアは990円、その他のエリアは1,290円、沖縄と離島は3,000円で配送することができる。 おまかせ配送サービス イケアはショールームで決めた商品をセルフサービスエリアでピックアップし、会計・梱包・持ち帰りをすべてセルフサービスで行うことが基本であるが、希望の商品をスタッフがすべてそろえて、自宅まで届けるサービスも提供している。メインエリア内であれば個数・重量制限なしで一律3,990円、エリア外は個別に設定された配送サービス料金となり、オンラインストアのサービス料金と同一になっている。
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