神戸店
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 08:14 UTC 版)
阪神神戸三宮駅に直結する神戸阪急(旧:そごう神戸店)を抑えて、売上高において神戸市内最大である。神戸一の繁華街である三宮・元町エリアの地域一番店。 1913年、神戸・元町四丁目に「大丸呉服店神戸出張所」として開業。 1927年、明石町の現在地に移転。その後増改築を繰り返し、本館、西館(元日本生命ビル)と南館、別館(旧居留地38番館)、アネックス(三菱UFJ銀行ビル)で1ブロックを構成している。本館ビル設計は村野藤吾。38番館はヴォーリズ設計の旧ナショナル・シティバンク神戸支店の建物である。 1995年の阪神・淡路大震災で、最も古いトアロード側の本館が損壊。売り場の3分の2を失い、以降部分営業をしていた。 1997年に被災した本館を解体して新ビルを建設。地下2階地上10階、店舗面積50,656m2となる。施工は大林・戸田・三菱・北野共同企業体で、総工費は200億円。旧居留地のモダンな雰囲気を守るという観点から、外装には御影石が用いられ、北側と東側にコリドール(回廊)、ガス灯23基を配するなど、近代洋風建築の意匠を取り入れたものになった。特に夜間のライトアップされた姿は幻想的で、日本で最も美しい百貨店の呼び声も高い。再オープンの3月2日初日には震災前の休日を上回る12万人が来店、10億円を売り上げ、長らく売上で水をあけられていたそごう神戸店(現・神戸阪急)を抜いて地域一番店となった。
※この「神戸店」の解説は、「大丸」の解説の一部です。
「神戸店」を含む「大丸」の記事については、「大丸」の概要を参照ください。
- 神戸店のページへのリンク