ヴォーリズ
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ
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ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(William Merrell Vories、一柳米来留〈ひとつやなぎ めれる[1]〉、1880年10月28日 - 1964年(昭和39年)5月7日)は、アメリカ合衆国(米国)に生まれ、日本で数多くの西洋建築を手懸けた建築家、社会事業家、キリスト教の信徒伝道者。
注釈
- ^ 自身の別荘含め、軽井沢で60軒余の建築を手掛けた[3]。ヴォーリズの妻満喜子は、「軽井沢は彼にとっては、働くにも遊ぶにも神に聞くにも、最もよい土地でありました。高原の空気は肉体に、ビタミン的効果をもたらしたばかりでなく、彼には精神強壮剤でもあったのです」[4]と述べている。
- ^ 一柳満喜子は『失敗者の自伝』の「序文」で、「母校コロラドカレッジColorado Collegeは、近江兄弟社の事業に対する功績を認め、米来留に名誉学位を授けました」と記している。
- ^ ヴォーリズの設計により、1928年(昭和3年)竣工。管理は財団法人近江兄弟社が行っている。
- ^ ヴォーリズ建築事務所の設計原案に基づき、早稲田大学の内藤多仲と今井兼次の共同設計。
出典
- ^ a b c d e f g h 【旅を旅して】近江八幡(滋賀県近江八幡市)愛した堀 信仰の道『読売新聞』日曜朝刊別刷り「よみほっと」2022年8月13日1-2面
- ^ 戸谷英世・竹山清明『建築物・様式ビジュアルハンドブック』株式会社エクスナレッジ、2009、83頁。
- ^ 『近代建築ガイドブック: ~270』(鹿島出版会、1982年)168頁.
- ^ 一柳満喜子「軽井沢のメレル」『湖畔の声』昭和38年2月号所収
- ^ 内田青蔵, 藤谷陽悦, 山形政昭「戦前期における軽井沢別荘地と洋風別荘の変容に関する研究」『住宅総合研究財団研究年報』第27巻、住総研、2001年、61頁、doi:10.20803/jusokennen.27.0_53、ISSN 09161864、CRID 1390001204548578944。
- ^ 上坂冬子「天皇を守ったアメリカ人」『中央公論』1986年(昭和61年)5月号
- ^ a b c d e f g h i j 山形政昭 (2018年8月20日). ウィリアム・メレル・ヴォーリズの建築 ― ミッション建築の精華. 創元社. p. 231
- ^ 「きょうにも取り壊し開始 国文化財の福島教会」『福島民報』東日本震災アーカイブ(2011年3月26日)2022年8月16日閲覧
- ^ a b c d 山形政昭 (2018年8月20日). ウィリアム・メレル・ヴォーリズの建築 ― ミッション建築の精華. 創元社. pp. 322-331. ISBN 9784422501284
- ^ 日本基督教団大阪福島教会
- ^ 教会紹介-日本キリスト教会 池田教会(2022年8月16日閲覧)
- ^ 愛知登文会ニュース 第7号(平成26年3月7日) (PDF)
- ^ a b c 静岡英和女学院百年史. 静岡英和女学院. (1990年11月26日). pp. 486-490
- ^ a b c 静岡英和女学院百年史. 静岡英和女学院. (1990年11月26日). pp. 658-662
- ^ “ヴォーリズ建築の保存に取り組む団体の全国組織が発足へ 2007年5月10日” ((日本語)). 日経BP(NikkeiBPnet) (2007年5月10日). 2008年5月27日閲覧。[リンク切れ]
- 1 ウィリアム・メレル・ヴォーリズとは
- 2 ウィリアム・メレル・ヴォーリズの概要
- 3 代表建築
- 4 保存活動
- 5 参考記事
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