進化した異形の動植物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/17 09:40 UTC 版)
「サウンド・オブ・サンダー」の記事における「進化した異形の動植物」の解説
本編に登場した、タイム・ウェイブの影響で変貌した動植物。植物は食虫植物のように人間を捕食するようになり、動物は白亜紀の生物と混ざったような凶暴な生物になった。 昆虫型生物 タイム・ウェイブ第2波の影響で蟻と甲虫の一種が合体・凶暴化した生物。ランドの住むマンション内に出現し、廊下を埋め尽くすほどの大群で押し寄せ、ランドに抗議してきたマンションの住民一人を殺害し、トラヴィスとランドを襲うも、トラヴィスはランドのガーデニングルームにあった放水ホースによる放水で防衛。酸素ボンベが水の感電で大爆発した為に群れは一掃され、2人はベランダから下の階の樹に落下した事で事なきを終える。 ヒヒ型生物 タイム・ウェイブ第3波の影響で出現したヒヒとトカゲが合体したような生物。開発グループの間ではBaboon Lizard(ヒヒトカゲ)と呼ばれていた。作中で最も登場が多い生物でもある。外見は体長2m近くのヒヒの体で、皮膚が爬虫類のように固く尻尾がトカゲのようになっている。生態状はヒヒに非常に近く、群れをなして活動している。また、肉食で人間をも捕食し、本編でも直截な映像はないが添乗グループのメンバーを2人捕食している。時間が経つにつれて縄張りの範囲を広げていき、第4波ではTIME SAFARI社本社までもが縄張りの中におさまってしまい、トラヴィスらは大学に向かう羽目になった。大学の校舎にたどり着いた後も執拗に追いかけてきて、タイム・ウェイブ到達直前にトラヴィスとランドがいるタイムマシンのある部屋に侵入するも、最後のタイム・ウェイブが到達した後は消滅している。 普段は4足歩行だが、威嚇時などでは後ろ足で立ちあがる事が出来、休息時は天井や木の枝にぶら下がって眠るなどの特徴がある。また、皮膚は非常に硬く、唯一柔らかい皮でできている喉以外では液体窒素銃でも通じなかった。 食人シダ タイム・ウェイブ第1波〜3波の影響で捕食能力を獲得したシダの一種。イバラのような棘のある蔦を持ち、捕まえた獲物を棘にある神経毒で麻痺させて養分を吸い取っていく。 コウモリ型生物 タイム・ウェイブ第3波の影響で巨大・凶暴化したコウモリの一種。エックルズのマンションからミドルトンのマンションにエックルズから借りた車で移動するトラヴィスら一行の前に出現。ミドルトンのマンションからTIME SAFARI社へ向かう途中で群れをなして襲撃し、メンバーの一人を連れ去ると追跡を止めて縄張りに戻って行った。 食虫バラ タイム・ウェイブによって異常進化したバラでミドルトンの住むマンションの中を覆い尽くすように生い茂っていた。食人シダと同様、意思を持って獲物に襲い掛かることができるが、本編ではその描写がない。このバラの茎についている棘を刺されると、毒の影響で刺された対象の思考能力を著しく低下させ、殺害衝動に襲われる。 ウツボ型生物 タイム・ウェイブ第4波の影響で巨大化したウツボに似た生物で黒目が無く眼球全体が白目になっている。冠水した地下鉄構内を縄張りとし、足を踏み入れた獲物を捕食しようとする。地下鉄構内に侵入した添乗グループのメンバー1人を列車の窓を突き破って捕食し、トラヴィスにも襲い掛かったが構内の落盤によって圧死する。
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