追分駅 (秋田県)
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追分駅 | |
---|---|
駅舎(2018年5月) | |
おいわけ Oiwake | |
秋田県秋田市金足追分字海老穴257-4 | |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
電報略号 | オヒ←ヲヒ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- | 1,517人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1902年(明治35年)10月21日[1] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■奥羽本線 |
キロ程 | 311.7 km(福島起点) |
◄上飯島 (3.4 km) (7.2 km) 大久保► | |
所属路線 | ■男鹿線 |
キロ程 | 0.0 km(追分起点) 秋田から13.0 km |
◄[* 1](上飯島) (- km) (5.1 km) 出戸浜► | |
備考 | 業務委託駅 |
追分駅(おいわけえき)は、秋田県秋田市金足追分(かなあしおいわけ)字海老穴(えびあな)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
概要
奥羽本線と男鹿線が乗り入れており、奥羽本線を所属線としている[2]。男鹿線は当駅が路線としての起点であるが、同線のすべての列車は奥羽本線経由で秋田駅まで乗り入れる。
普通列車および「リゾートしらかみ」を含むすべての快速列車が停車する。以前は急行停車駅であった(「津軽」は通過していた)ほか、特急「たざわ」の一部列車が停車していた時期があった。
歴史
この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2016年3月) |
- 1902年(明治35年)10月21日:国鉄の駅として南秋田郡金足村に開業[1]。
- 1913年(大正2年)11月9日:当駅 - 二田駅が開業[3]。
- 1966年(昭和41年)7月1日:貨物の取り扱いを廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[2]。
- 1986年(昭和61年)12月20日:オレンジカード対応券売機設置[4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる[2]。
- 1988年(昭和63年)3月13日:直営の飲食店「めん処あっきぃ」開店[5]。
- 1996年(平成8年)3月28日:追分駅東西歩道橋「追分Weロード」開通[6][7]。
- 1999年(平成11年):こまち駐車場開設[8]。
- 2004年(平成16年)4月1日:当直勤務廃止。
- 2006年(平成18年)3月30日:みどりの窓口廃止[9]。自動改札機、「もしもし券売機Kaeruくん」が稼働開始[10]。
- 2010年(平成22年)4月1日:奥羽本線大久保駅および男鹿線出戸浜駅 - 天王駅間各駅管理権限を土崎駅に委譲、自駅のみの管理となる。
- 2012年(平成24年)2月15日:「もしもし券売機Kaeruくん」に代わり指定席券売機設置[11]。
- 2013年(平成25年)4月1日:構内に「追分鉄道設備技能教習所 なまはげ」設置[12]。
- 2015年(平成27年)10月1日:業務委託化。追分駅長・助役を廃止。
- 2016年(平成28年)3月26日:すべての快速が停車するようになる[13]。
- 2018年(平成30年)2月21日:駅舎内外装のリニューアル工事が完成[14][15]。
- 2019年(令和元年)6月7日:金足地区に縁のある童謡「どじょっこふなっこ」を列車到着メロディーに採用、記念式典挙行[16][17]。
- 2023年(令和5年)5月27日:奥羽本線秋田駅方面及び男鹿線においてICカード「Suica」の利用が可能となる[18][19]。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。
自動券売機・指定席券売機・Suica対応自動改札機が設置されている。駅舎南側には、線路の東西を連絡する自由通路がある。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■男鹿線 | 下り | 男鹿方面[20] | |
■奥羽本線 | 上り | 秋田方面[20] | ||
下り | 青森方面[20] | 一部の列車 | ||
2 | ■男鹿線 | 下り | 男鹿方面[20] | 一部の列車 |
■奥羽本線 | 下り | 青森方面[20] | ||
3 | ■奥羽本線 | 上り | 秋田方面[20] |
- 奥羽本線秋田駅 - 当駅間は、男鹿線系統を含む(男鹿始発秋田行きは主に1番線)
- 当駅始発上り列車は1番線
- 東能代方面からの上り列車は3番線
- 3番線東側には側線が設けられている。
- 1987年4月1日時点では、夜間に秋田駅から1往復、当駅折り返しが設定されていた[21]。
- ホーム(2012年11月)
- リニューアル前(2009年11月)
利用状況
JR東日本によると、2022年度(令和4年度)の1日平均乗車人員は1,517人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 | 出典 |
2000年(平成12年) | 2,325 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 2,236 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 2,123 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 2,070 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 2,051 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 2,012 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 1,939 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 1,877 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 1,849 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 1,861 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 1,847 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 1,855 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 1,838 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 1,838 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 1,725 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 1,719 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 1,721 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 1,675 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 1,653 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 1,618 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)1,507 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)1,491 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)1,517 | [利用客数 1] |
駅周辺
駅前は秋田市金足地区の中心地。住宅、商店が建ち並ぶ。
- 秋田県道157号追分停車場線
- 国道7号 - 旧羽州街道。地名・駅名の由来となった、船川街道との追分(追分三叉路)がある。
- 潟上市役所追分出張所
- 秋田県立小泉潟公園
- 秋田県立金足農業高等学校
- 秋田市立秋田北中学校
- 潟上市立追分小学校
- 追分郵便局
- 秋田銀行追分支店
- 秋田なまはげ農業協同組合追分支店
- JA秋田葬祭センターレゼール追分
- 秋田臨港警察署追分交番
- 秋田中央交通、秋田市マイタウン・バス(キングタクシー)「追分駅入口」停留所
隣の駅
脚注
記事本文
- ^ a b 「遞信省告示第330号」『官報』1902年07月28日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c d 石野 1998, p. 536.
- ^ 石野 1998, p. 547.
- ^ 『国越のオレンジカード 好評 券売機も設置 20日から秋田、土崎、追分に』昭和61年12月18日読売新聞朝刊19面あきた第二県版
- ^ 『クリーニング取次やそば店 JR秋田支店 5駅に設置へ』昭和63年3月11日交通新聞1面
- ^ “広報あきたオンライン 1996年3月20日号”. 秋田市. 2016年3月21日閲覧。
- ^ 「コンコース」『交通新聞社』交通新聞、1996年4月9日、3面。
- ^ 『新幹線客向け駐車場 秋田6駅で新・増設』平成11年5月1日日本経済新聞地方経済面東北A
- ^ “JR東日本 「みどりの窓口」廃止へ 県内8駅 湯沢市など「撤回を」”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 31 朝刊. (2006年3月2日)
- ^ “みどりの窓口リストラ”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 23 夕刊. (2006年7月11日)
- ^ “もしもし券売機『Kaeruくん』が指定席券売機に替わります!” (PDF). 東日本旅客鉄道秋田支社. 2021年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月5日閲覧。
- ^ 『「追分鉄道設備技能教習所」について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道秋田支社、2013年4月19日。 オリジナルの2020年5月17日時点におけるアーカイブ 。2016年3月21日閲覧。
- ^ 『2016年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道秋田支社、2015年12月18日、5頁。 オリジナルの2020年5月17日時点におけるアーカイブ 。2016年3月21日閲覧。
- ^ “JR追分駅の改装工事終了 外装や柱に県産材”. 秋田魁新報. 秋田魁新報社. (2018年2月22日) 2018年2月25日閲覧。
- ^ 『追分駅がリニューアルします』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道秋田支社、2018年2月19日。 オリジナルの2020年5月17日時点におけるアーカイブ 。2018年2月20日閲覧。
- ^ 『奥羽本線追分駅で「おもてなし到着メロディ-」が流れます!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道秋田支社、2019年5月23日。 オリジナルの2020年5月17日時点におけるアーカイブ 。2020年5月17日閲覧。
- ^ 広報あきた令和元年7月5日号13ページ
- ^ 『2023年5月27日(土)北東北3エリアでSuicaがデビューします!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社・秋田支社、2022年12月12日。 オリジナルの2022年12月12日時点におけるアーカイブ 。2022年12月12日閲覧。
- ^ 『北東北3県におけるSuicaご利用エリアの拡大について 〜2023年春以降、青森・岩手・秋田の各エリアでSuicaをご利用いただけるようになります〜』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2021年4月6日。 オリジナルの2021年4月6日時点におけるアーカイブ 。2021年4月6日閲覧。
- ^ a b c d e f “駅構内図(追分駅)”. 東日本旅客鉄道. 2020年3月13日閲覧。
- ^ 交通公社の時刻表 1987年4月号復刻版
利用状況
- ^ a b “各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月11日閲覧。
参考文献
- 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 追分駅 (曖昧さ回避) - 各地の追分駅の一覧
外部リンク
- 駅の情報(追分駅):JR東日本
- 追分駅 (秋田県)のページへのリンク