超弩級空中戦艦カイザー・ツェッペリン(初代Z)
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「天空の覇者Z」の記事における「超弩級空中戦艦カイザー・ツェッペリン(初代Z)」の解説
機体諸元超弩級空中戦艦カイザー・ツェッペリン(初代Z) 設計・製造ナチスドイツ/ボーデン湖浮き(フロート)ドッグ式工場兼格納庫及びボーデン湖湖底秘密基地 全長320m 全幅48m 全高62m ガス排気69594m2 エンジン(主機)蒸気タービン 15万馬力×4(副機)マン社製液冷60気筒ディーゼル(直列12気筒×5星型配置)2万馬力×4 最大速度250km/h 艦載機天翔馬号3号 他実動可能機、二十数機 武装艦首Z砲×1艦首下部38センチ無反動砲(主砲)×2両舷20センチ副砲×12下部キャノン・アンカー×240ミリ ボフォーズ機関砲座×1220ミリ エリコン機銃座×488ミリ 対空砲座×5 他 搭乗者ネモ(艦長)ハンス・ギュンター(副長)ウェルナー・ブラウン(艦長付補佐官)他、反ナチス同盟Z総勢324名 Z計画により、世界最強を目指して極秘裏に開発建造された、飛行船型の超弩級空中戦艦。 「ルフトバッフェ空中艦隊構想」における人員や艦載機、弾薬・補給物資を運搬・運用する「母艦」として制作された。ボーデン湖の浮き(フロート)ドッグ式工場兼格納庫と、その湖底に極秘裏に建造されたルフトバッフェ秘密地下基地にて開発された。 「Z砲」に代表される強力な火器群や、艦上部に供えられた艦載機輸送&運用の為のエレベータや格納庫、整備エリアなど、初めての「T鉱技術で作られた艦」として、実験的な要素も強い。また、艦全体に機械化が図られており、300人程度の小人数が三班に分かれての交代勤務でも十分に運航が可能となっている。 制作当時のナチスドイツ最新技術が多数盛り込まれた初の空中戦艦だけあって、内部構造は複雑であり、戦闘ブリッヂ、通常ブリッヂ、第二ブリッヂの三ブリッヂ制。主に通常運航時は通常ブリッヂにて指揮がとられ、そこが大破した時初めて予備の下部第二ブリッジへと指揮権が移行する。戦闘ブリッヂは基本的に艦載機や武装全体の運用を指揮するブリッヂであり、通常は艦の航行や運用には関わらないが、前二つのブリッジが機能停止もしくは連絡途絶した場合はここで指揮をとれるようにもなっている。 その巨体に対して反重力物質気体「エーテルガス」を充満させる為の「気のう(エンペロープ)」部は驚くほど小規模で、艦内施設と装甲板の間に広く薄く設置されているのみであり、ここにエーテルガスを大量に充満させる事で、自重を相殺して飛行する事が可能となる。また、艦内には多数の艦内通路が通っており、広大なZ内部の空間を移動するときに使用する。搭乗員用エレベーターは5機設置、艦長用エレベーター1機設置、弾薬輸送用コンベアー多数設置、発電機、ボイラー、弾薬庫及び食糧庫冷却システム完備。通常の搭乗員用の部屋に加え、医務室、士官室(個室)、艦長室、工場区画、倉庫、前述の武器弾薬庫、及び戦闘機区画に加え、食堂が一つ、船尾にバーラウンジ「鷲の巣」も完備しており、搭乗員達の憩いの場として使われている。 外装は白を基調として塗装されている。略称は「Z(ツェット)」。艦名のカイザー・ツェッペリンにおける「カイザー」とは、「(天空の)覇者」に由来する意味である。
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