記号論理とは? わかりやすく解説

記号論理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 02:07 UTC 版)

数理論理学」の記事における「記号論理」の解説

レオポルト・レーヴェンハイム(1915)とトアルフ・スコーレム(1920)はレーヴェンハイム-スコーレムの定理得た。これは一階述語論理は無限構造濃度制御できないこと述べる。スコーレムは、この定理一階形式化された集合論適用でき、そのいかなる形式化可算モデルを持つことが導かれるということ気付いた。この直観反す結果スコーレムのパラドックスとして知られることになったゲーデル自身博士論文(1929)において完全性定理示した。これは一階論理における構文論意味論の間の対応を確立するゲーデル完全性定理コンパクト性定理の証明用いた。これは一階論理的帰結有限性立証する。これらの結果一階論理数学者にとって支配的な論理として確立することを助けた1931年ゲーデルプリンキピア・マテマティカとそれに関連する体系において形式的に決定不可能な命題について(英語版)を出版した。ここでは、十分に強く実効的な一階理論が不完全(完全性定理のそれとは異なる意味である)であることを示されている。この結果ゲーデルの不完全性定理として知られ数学公理的基礎厳密な限界を示すものであり、ヒルベルト・プログラム大きな打撃与えた。これは算術無矛盾性いかなる算術形式理論においても証明できないこと示している。しかしながらヒルベルトは、不完全性定理重要性を、あるときまで認めなかった。 ゲーデル定理は、十分に強く実効的な公理系無矛盾性の証明は、それが無矛盾ある限り、それ自身からも、それよりも弱い体系からも、得られないことを示す。これはいま考えている体系形式化できないような無矛盾性証明可能性については未解決のまま残す。ゲンツェン1936)は算術無矛盾性超限帰納法原理を持つ有限的な体系用いて証明したゲンツェン結果カット除去証明論順序数概念生み出し、これらは証明論における主要な道具となったゲーデル(1958)は別の無矛盾性証明与えた。これは古典算術無矛盾性高階直観主義算術無矛盾性還元することで為された

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