訓練兵団
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「進撃の巨人の登場人物」の記事における「訓練兵団」の解説
キース・シャーディス (Keith Sadies) 声 - 最上嗣生 第104期訓練兵団の教育を担当した教官。スキンヘッドに顎髭を生やした強面の中年男性。エルヴィンの前任にあたる第12代調査兵団団長を務めており、当時は髪を生やしていた。 訓練兵に対し非常に厳しい態度で接する一方、個々人の特性・短所を適正に把握し、評価する人物。素行が悪い訓練兵に対しては頭突きの制裁を与えており、サシャなどからはトラウマを抱かれている。 830年の調査兵時代に、壁外調査の帰路にてグリシャを発見し保護したことで彼と交流を持った。当時は酒場で働いていたカルラに想いを寄せていたが、後にカルラはグリシャと結ばれることとなる。グリシャから掛けられた言葉から自分を特別な存在だと考えるようになり、後に第12代調査兵団団長になるが、無謀な壁外調査を繰り返した結果、成果を出せないまま兵団も自身も疲弊する結果に終わった。 845年の壁外調査からの帰還後、部下のエルヴィンに調査兵団団長の座を譲り、中央への報告へ向かう途中でウォール・マリアが陥落し、混乱に巻き込まれる。その際にエレンを連れたグリシャと再会するが彼を見送ることしかできず、その後一人で倒れていたエレンを発見し寝床に戻した。 2年後の第104期訓練兵団の入団式でエレンと再会。彼の将来を悲観し、かつてカルラが語った息子への想いに報いるべく、エレンの訓練装置のベルトの金具に細工を施し、兵団の道を諦めさせようとするが、エレンが故障した装置で姿勢制御を成功させたのを見て、彼の入団を認めた。 訓練兵団の教官として優れた指導力を発揮したように人物としては優秀であり、調査兵団長時代もハンジら部下からは尊敬を受けていたが、成果を出せず困難から逃げるように兵団を去った真意の吐露は、その後調査兵団に残った者たちに受けいれられることはなかった。 マーレ編でも教官を務めているが、敵が壁外の世界に変わったにもかかわらず「無垢の巨人」との戦いを想定する姿勢は訓練兵に半ば呆れられていた。そこにイェーガー派が乱入し、彼らに同調した訓練兵たちのリンチを受けて連行・拘束されてしまう。だがジークの叫びにより再び発生した「無垢の巨人」に訓練兵たちが追い込まれた際に駆けつけ、旧式の立体起動装置を纏って彼らを救出した。 潜んでいた砦で、アルミンたちの行動を目撃し、イェーガー派の増援を載せた汽車を爆破して、彼らを陰ながら支援した。輸送船を逃がすため港に残ったマガトを助けるとともに、追跡可能な軍艦を2人で自爆させて運命を共にした。 スピンオフ作品『悔い無き選択』では調査兵団団長時代のキースが登場しており、部下であるエルヴィンの才覚を自分でも有効に使うことができないと高く評価している。原作では彼の考案した長距離索敵陣形を却下するシーンが描かれているが、同作では導入をダリスに強く訴える姿が描かれている。 容姿と名前が実在する総合格闘家キース・ジャーディンに酷似している。 スルマ (Zulma) 声 - 坂田将吾 第109期訓練兵団員。眼鏡をかけた丸刈りの少年。イェーガー派がエルディアを導くべきであると考えている。訓練中に乱入してきたフロックたちイェーガー派に同調し、他の訓練兵たちと共に一員に加わった。イェーガー派に拘束されたジャンたちが牢から解放された際、制止しようとするが、ジャンから自分たちもエレンを助けるつもりだと言われ、反論できなかった。
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