訓練及び装備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 15:47 UTC 版)
国際的に軍の兵力総数の一部として数えられる事を防ぐ為、KdAはドイツ人民警察の元で訓練を受けた。KdAは基本的に非常勤の予備戦力として運用されており、隊員は週末など市民生活の空き時間を軍事訓練に充てていた。訓練時間は毎年136時間が義務付けられており、年に一度は訓練の一環として野戦訓練キャンプも開催された。常設の駐屯地などが設置されていなかった事もあり、KdAは国家人民軍よりも大幅に低コストな国内戦力として運用された。 KdAの有する兵器は、地上軍や在独ソ連軍、あるいは人民警察から払い下げられたものがほとんどだった。SK-1装甲車、SK-2(ドイツ語版)放水車、82mm迫撃砲、76mm対戦車砲、23mm及び37mm高射砲などがこれに当る。また小火器も編成当初は第二次世界大戦後に余剰となった旧式のソ連製火器及び旧軍から接収されたドイツ製兵器が主であった。1950年代から1960年代にかけてはモーゼルK98、モシン・ナガン、PPSh-41などを手にしたKdA隊員の姿がよく見られたが、徐々にAK-47など新式のソ連製兵器で更新されていった。そのほか、人民警察と同様の対暴動装備も有していた。
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