訓練内容について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 05:53 UTC 版)
盲導犬の訓練には人間との信頼関係が最も重要である。負傷するなど危害を加えられても吠えずに耐えるような訓練は、実際に痛みを与えて行う必要があるため、そのような訓練は行うことができない(なお、補助犬ではないペットであっても動物愛護管理法で禁じられている動物虐待に当たる)。 そのため、盲導犬などの身体障害者補助犬に対して、一部マスメディアで誤って報道されたような「痛みに耐える訓練」などは一切行われていない。 日本盲導犬協会、日本身体補助犬学会、全日本盲導犬使用者の会、関西盲導犬協会など、複数の盲導犬関連団体がマスメディアの報道に対して講義し、盲導犬への「痛みに耐える訓練」の存在を公式に否定している。 また、一部マスメディアでの「盲導犬は吠えない」という報道も誤りであり、無駄吠えをしないよう適切なしつけはされているが吠えることもある。日本盲導犬協会は「尻尾を踏まれた盲導犬が(痛みと驚きで)思わず吠えてしまうこともある」と述べている。また盲導犬も自宅では飼い犬として飼い主と遊び、甘えて吠えることもある。
※この「訓練内容について」の解説は、「盲導犬」の解説の一部です。
「訓練内容について」を含む「盲導犬」の記事については、「盲導犬」の概要を参照ください。
- 訓練内容についてのページへのリンク