視聴率の推移
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:32 UTC 版)
TBSテレビが当番組の編成に踏み切った背景には、放送対象地域の関東地区における『あさチャン!』の視聴率(以下は特記のない限りビデオリサーチ調べの関東地区・世帯・リアルタイム視聴率)が、テレビ東京を含めた民放5局中4位でほぼ推移していたことも一因に挙げられている(当該項で詳述)。 当番組のスタートに際しては、かねてから多数のレギュラー番組を抱えている安住と江藤を、出演曜日の調整を経て総合司会と進行キャスターに起用。安住のレギュラー番組(『ぴったんこカン・カン』の最後期など)で長らくプロデューサーを担当してきた谷沢美和(TBSテレビ)や、裏番組の1つである『めざましテレビ』(フジテレビ系列)から引き抜いたベテランのスタッフなどが制作に従事している。また、TBSテレビ系列朝の情報番組枠内の番組では、TBSの制作で1999年3月29日から3年間にわたって平日に放送された『エクスプレス』の2年目から途絶えていたJNN加盟27局からの生中継企画を約20年振りにレギュラーコーナーとして復活させた。さらに、金曜日以外に配置する「曜日レギュラー」には、坂道グループのメンバーから梅澤美波(乃木坂46)と松田里奈(櫻坂46)の2人を起用した。 初回の7時台では、関東地区で6.5%の世帯視聴率をマーク。『あさチャン!』初回の5.0%(当該項で詳述)および最終回(6.1%)を上回った。個人視聴率は3.4%だったが、個人・世帯とも同時間帯での民放4位にとどまった。安住が総合司会を初めて単独で務めた2021年10月4日(月曜日)放送分の7時台の世帯視聴率は4.8%(個人視聴率2.7%)で、『あさチャン!』終了直前の水準を若干上回る程度であった。「民放4位」という状況は翌5日(火曜日)以降の放送でも(民放テレビ局が4 - 5局存在するネット局の放送対象地域を含めて)変わっておらず、関東地区では、同じ時間帯に放送されている『めざましテレビ』『ZIP!』(日本テレビ)『グッド!モーニング』(テレビ朝日)に比べて若年層(特に20 - 34歳の女性)の視聴率がとりわけ低い傾向が見られる。 これに対して、当番組では2021年10月25日(月曜日)放送分からリニューアルを敢行。番組中2回設けているオープニングパートのうち、2回目のパートの開始時間を5時50分から6時00分に変更したほか、「列島リアルタイム中継」などのコーナーの放送順を入れ替えた。ちなみに、安住は同日6時00分から放送された2回目のオープニングパートで、視聴者に向けて「『朝のテレビ番組は時計がわり(に見られている)』とよく言われますので、(テレビ)業界では(午前中の生放送番組で)『いつものコーナーをいつもの時間に(流す)』という鉄則が成り立っているのですが、(当番組では)開始から1ヶ月を経たずして大幅に構成を変更致します」と説明している。現に、関東地区ではリニューアルの前週(10月21日=木曜日放送分)から7時台の世帯視聴率が5%台で定着していて、リニューアルの初日には5.8%まで上昇。翌々日の10月27日(水曜日)放送分で6.0%(個人視聴率3.2%)にまで達していたが、11月以降は『あさチャン!』時代と同じ水準(4%台)で推移していて、開始の半年後(2022年4月第2週)には個人平均視聴率が2%台の前半にまで急落している。 当番組と『THE TIME'』の開始を決めた当時のTBSテレビ代表取締役社長佐々木卓は2021年10月27日の定例会見で、当番組を「好調なスタートで大変良い感触を持っている」、(金曜日以外の)列島リアルタイム中継を「安住と各局のアナウンサーの掛け合いがあることに加えて、(中継先から)お国言葉(現地の方言)も聞けるので大変面白い」と評価。そのうえで、「まだ『さまざまなことを試している』という感じなので、(企画やフォーマットが定着するまでには)時間がかかると思う。それだけに、(企画やフォーマットを)絶えず変化させながら、最も良い形態を見付けて欲しい」との注文を付けた。
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