西舘高校の関係者
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「ライフ (漫画)」の記事における「西舘高校の関係者」の解説
戸田 和佳絵(とだ わかえ) 西舘高校1年2組の担任。長身にショートヘアが特徴。年齢は推定30歳前後。 新人教師時代は真っ当な性格であったが、生徒のいじめを解決しようと介入するも失敗し、それ以降は態度を一変して事なかれ主義を貫く典型的なOL教師。 歩へのいじめに対しても、彼女から相談された際も嘘だと決めつけ取り合おうとしなかった。一方、同じく教え子である佐古と肉体関係を持つようになり、後にそのことを知った愛海に脅され彼女の手駒として動くことになってしまう。 その後、愛海に取り入るため自分に反抗する歩と未来を学校から追放すべく、未来にカンニングの濡れ衣を着せることを計画。自らカンニング用紙を偽装し、テストの際に計画を実行。未来を教室から退場させ、さらに自分に反抗してきた歩も退場させようとしたが、その際に歩が「未来も平岡のように消すつもりか」と発言し、生徒の1人が「羽鳥がカンニングなんかするか?」と発言したことから、歩へのいじめから始まった一連の事件が愛海の仕業であることと、未来のカンニングが偽装されたものだったことが、クラス中に知れ渡ることとなり、クラスの生徒はカンニング偽装も愛海が仕組んだことではないかと疑い始めてしまう。これを見て何とか事態を収拾しようと「平岡は自分から異動を希望していた」と嘘をついたが、エイコが平岡がいじめの真相を追っていたことを話したため結果的に墓穴を掘ってしまう。そして愛海がクラス内で完全に孤立し、全生徒がテストを放棄するという事態を招き、自身もエイコに糾弾された。 その後、このことに激怒した愛海から眼球をえぐられかけたが、途中で止めたため辛うじて失明は免れた。これが元で今までの行動を恥じて改心し、職員室に呼び出された未来の許に駆け着けてカンニングを偽装したことを告白し、未来に連れられて来た歩にも謝罪。更に教員達の前で佐古のことも含めて真実を話した。翌日、学年主任の要求もあって依願退職するが、これが愛海への土下座要求騒動のきっかけとなる。 最終回では心身共に回復し、塾講師になるべく面接に臨む様子が描かれた。 平岡 正子(ひらおか まさこ) 西舘高校1年2組の副担任。ややがっちりした小柄な体格にお嬢様結びが特徴。年齢は推定20代後半。学生時代、ハンドボール部に所属。 西舘高校の腐敗した教師陣の中で唯一モラルを持ち、歩のよき味方であった。廣瀬の自殺未遂の際、エイコらから愛海が歩や廣瀬をいじめていたことを知らされたのをきっかけに、いじめ問題に心から真剣に取り組み、やがて愛海がいじめの主犯格であることを突き止めたが、県会議員である愛海の父・富美男の権力によって強引に県立男子校に異動させられてしまった。 最終回では異動させられた先の学校でも指導力と人徳から生徒達に慕われている様子が描かれている。 岩城(いわしろ)・田崎(たざき) 角刈りでジャージを着ているのが岩城、眼鏡を掛けスーツを着ているのが田崎。ともに典型的な事なかれ主義者。 富美男に「愛海が歩と未来にいじめられている」と聞かされた際には、事を荒立てないために歩と未来を強引に謝罪させ、いじめ隠蔽の為夏休みを返上して長期夏期講習を行うと宣言、いじめ隠蔽を生徒にも強要した。ただし、歩の抵抗とその後起こった廣瀬の自殺未遂の影響で夏期講習は取り止めた。更には「夜遊びしていないか生徒を見回る」と言いつつ、見回りを戸田一人に押し付け居酒屋で飲み歩いたり、カンニング偽装事件では戸田が告白するまで一方的に未来に責任を押し付ける等、性格は腐敗しており生徒からの信頼もなく、愛海への土下座要求騒動の際にも暴徒化した生徒を止められなかった。 その後、佐古宅で起きた騒動を電話で知らされたことでようやく自分達の過ちに気付き、これまでのことを全て公にしようと決意。後に富美男が職員室に乗り込んで来た際、田崎は富美男にこれまでの騒動の真相を告げ、直後学年主任に責められながらも「自分達は間違っていたのではないか」と自分の考えを述べた。その後は他の教師と共に今後どうするかを話し合い、学年主任に廣瀬の謹慎処分を解くよう提案するが、その直後歩からの電話で愛海を警察に告訴したことを知り、完全に改心。歩の復学当日、生徒に謝罪する。
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