芦川組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/07 07:08 UTC 版)
新田が所属する稲荷会王道会傘下の暴力団。組事務所内には「仁義最高」の書が掲げられている。 芦川 良彦(あしかわ よしひこ) 声 - 柴田秀勝 芦川組の組長(親父)。新田に目をかけており、ヒナも本当の孫娘のように可愛がっている。ヒナを新田の実の娘だと思っており、その素性は知らない。抗争中の篠塚組に銃撃され入院し、その後退院したが、組事務所で新田からヒナの授業参観があることを聞いたせいで異常に興奮し、直後に胸を押さえて救急車で運ばれていった。その後はしばらく入院生活が続いている。またヒナを可愛がるあまり、ヒナの生徒会立候補スピーチの原稿を顧問弁護士に作らせたり、入院中に心停止したにも関わらず電話越しのヒナの声で蘇生するなど常軌を逸した行動を見せることがある。 36話にて引退して馬場に跡目を譲るが、いまだ組への影響力は強い。 単行本19巻によると、ヤクザである事が原因で娘に絶縁されており、娘の子である孫娘に会えない反動でヒナを可愛がっていると作者が説明している。 馬場 清(ばば きよし) 声 - 小山剛志 芦川組の若頭(かしら)、のちに組長。若干思い込みが激しく、組長の病室爆破事件や内藤の実子を引き合わせる計画など、真相を知る新田が訂正しようとしてもまったく聞く耳を持たないことが多い。また出所した内藤とは仲が良く共に相手を認め合っている。 サブの早とちりをきっかけに新田を殺害しかけるが、誤解と判明し責任をうやむやにするために、強引に新田を若頭に指名する。 親父の引退後は、新田の努力もあり跡目を継ぐ。11巻の時点で王道会若中、芦川組組長。なお本名は11巻まで一度も出てこなかった。 内藤 龍彦(ないとう たつひこ) 声 - 稲田徹 新田の兄貴分。"人斬り内藤"の異名を持つ武闘派で、拳銃の4人相手を刀で返り討ちにし、そのかどで長く収監されていた。怒鳴りつけたり暴力を振るうことがあり、新田の額の傷は昔、新田がタバコの火をつけ忘れたときに内藤が灰皿で殴りつけた時のもの。馬場とは同期であり仲が良く、2人して新田をからかうことがあるが、多くの功績を上げてきた新田のことを高く評価もしている。別れた妻である純子との間に仁志という名前の一人息子がいる。ヒナにはラーメンをおごることがあるらしい。 11巻の時点での肩書は舎弟頭。 膳場(ぜんば) 声 - 柳田淳一 芦川組の若頭補佐。馬場らの誤解から全身をコンクリートで固められた新田をなだめるために、若頭への出世を彼に譲る羽目になる。 サブ 声 - 河西健吾 本名は田中三郎。新田の舎弟。ヒナ、瞳とも顔なじみ。いつもスカジャンを着ている、典型的なチンピラ青年。ヒナを取り立てに連れて行ったり、債務者に逆切れされて謝るなど間抜けな行動が多い。組内でもバカで通っており、新田からの評価もあまり高くない。アンズの応援と称して週3で新田に彼女のラーメンを食べさせられることに内心辟易している。追いつめられると嘔吐する癖がある。話を追うごとに、新田が殺されかける、アンズがなけなしの小遣いを失ったりラーメン店の休業のきっかけを作るなど、本人の悪意の有無関係なく、周りの人間に不幸を舞いこませる、凄まじく悪質なトラブルメーカーとなっていく。
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