芙蓉懇談会・芙蓉会結成とは? わかりやすく解説

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芙蓉懇談会・芙蓉会結成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 09:27 UTC 版)

芙蓉グループ」の記事における「芙蓉懇談会・芙蓉会結成」の解説

富士1960年4月日本鋼管(現:JFEホールディングス)の千葉進出計画契機富士丸紅飯田日本鋼管昭和電工東燃石油化学(現:東燃化学)、日本油槽船(現:日本郵船)による「企画部長会」を結成徐々に参加メンバーを拡げ、1963年11月グループ機関誌「F」創刊した。そして、1964年12月富士融資系列企業22社の営業担当役員一同に会して第一回販売促進グループ懇談会開催。 のちにこの会合を「芙蓉懇談会」と改称した。 同じ頃三菱グループが「BUY三菱」(三菱を買いましょう運動始め1965年に「あなたの三菱世界三菱」をグループの共通宣伝標語として三菱グループ企業従業員とその家族対象として「三菱ファミリー・ショー」を開催した。すると、これに追随し住友グループ三井グループ企業集団ぐるみの広報マーケティング展開し始めたこうした動き見て三大財閥系譜引かない企業間でグループ化して対抗していかなければならないとの機運高まり1966年1月富士融資系列に有力財界人加えて社長会「芙蓉会」を結成。また副社長会「芙二会」、総務部長会「芙総会」、企画部長会「芙会」と各役職ごとの会も生まれた芙蓉グループ特徴として、歴史的な因縁結ばれた財閥系グループ異なり合理性のある、反面ドライな繋がりであることが挙げられる芙蓉懇談会発足に際しても、富士頭取岩佐凱実は「歴史的資本的に強く結びついた閉鎖的なものでなく、相互連携メリット求め合う友人のような企業集まりに」と述べている。後に頭取務めた松澤卓二は「他のグループ企業連携することは一向に差し支えない」と発言している。 芙蓉グループ発足沿ってグループ総合化図ろうとかつての財閥系以外の企業積極的にグループ取り込んだほか、共同投資会社設立も活発となったこの方針に則り1969年芙蓉海洋開発、また翌年5月芙蓉情報センター(現:みずほ情報総研)が発足した際には系列以外も含めて出資先53社を数えた。このほか1972年芙蓉総合開発(現:ヒューリック)、1973年芙蓉石油開発共同投資会社設立した下記加盟企業あるように、「融資系列」として親密になったメンバーも多い。しかし、2度オイルショックによる景気後退で、企業資金需要後退し都市銀行威光翳り見え始めると、1978年頃には富士と非財閥系である三和銀行との合併計画現出次第芙蓉グループ求心力弱めていく。

※この「芙蓉懇談会・芙蓉会結成」の解説は、「芙蓉グループ」の解説の一部です。
「芙蓉懇談会・芙蓉会結成」を含む「芙蓉グループ」の記事については、「芙蓉グループ」の概要を参照ください。

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