船体の構造とは? わかりやすく解説

船体の構造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 03:19 UTC 版)

カヌー」の記事における「船体の構造」の解説

一本丸太刳り貫いて作る丸木舟」の場合丸太浮かべて自然に水面上に出る側を上にして、中を刳り貫いていくことで船の形状彫り出していく。 さらに地域によっては、吃水より上の部分板材重ねばりする事で、大型化したもの作られている(学術的にタナ発達呼ばれる)。特に大洋州東南アジアでは、丸太削りだした船底バウスターンガンネルとなる部材を結縛した縫合船広く用いられている。日本列島においても近世以前はこうした構造を持つカヌー数多く用いられていたが、近代以降木材払底FRP船の普及によって姿を消した。 また日本列島においては船底はぎ合わせる技法発達したこうした構造はムダマハギとかシキ構造呼ばれるのである一見すると板材貼り合わせ構造見え場合もあるが、学術的には「必ず1本の丸太から2つ船底材を削り出しはぎ合わせる」という点を重視し刳り船含めている。さらにこうした削り出し船底材の間にチョウ呼ばれるセンターピースを挿入する工法存在している。 主に寒冷地使われたスキンボートでは、木材などによって構成した骨組みに、防水処置施した獣皮や布、樹皮樹皮などがよく使われたらしい)などを張って船体作る近年では合成樹脂合板グラスファイバーなどで船体建造する例も多い。レジャーでよく使われるリバーカヌーにはロイヤレックスポリエチレン製などが多く軽くて剛性必要な競技艇では、カーボンやケブラー・カーボンなどの素材使われる

※この「船体の構造」の解説は、「カヌー」の解説の一部です。
「船体の構造」を含む「カヌー」の記事については、「カヌー」の概要を参照ください。

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