かいがげいじゅつ〔クワイグワゲイジユツ〕【絵画芸術】
読み方:かいがげいじゅつ
絵画芸術
絵画芸術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 18:43 UTC 版)
制作年代:1666年 - 1667年頃 技法:カンヴァス、油彩 サイズ:120×100cm 所蔵:美術史美術館(オーストリア、ウィーン) 来歴: こちらに背を向け、イーゼルに向かう画家とモデルの少女とが表されている。この作品は単なるアトリエ風景の描写ではなく、「絵画芸術」そのものをテーマとした寓意画と見なされている。青のローブと黄色のスカートをまとったモデルの少女は月桂冠をかぶり、名声を象徴するトランペットと歴史を象徴する分厚い本を手にしている。通説ではこの少女は歴史のミューズであるクリオであり、画家(一説にはフェルメール自身と解釈されている。)は「歴史画」を描いていることになる。「歴史画」とは、聖書や古代の神話、古典文学、歴史上の事件などを題材とした絵画のことである。描く画家にも一定の教養と構想力が要求される「歴史画」は、西洋においては「風俗画」「肖像画」「静物画」「風景画」などの他のジャンルの絵画よりも一段高いランクの絵画と見なされていた。背景の壁にかかる地図は、カルヴァン派(新教)の北部諸州(オランダ)とカトリックの信仰を守った南部諸州(後のベルギー)に分かれる以前のネーデルラントの地図である(ただし、地図の中央にある大きな折りじわが南北両地域の境に当たることが指摘されている)。天井から下がるシャンデリアには過去の支配者であるハプスブルク家の紋章(双頭の鷲)が表されている。これらのモチーフは、フェルメールのカトリック信仰の表明とも見なされている(フェルメールは新教徒の家に生まれたが、結婚の際にカトリックに改宗したと推定されている)。しかし、画面中央にフェルメールの名前が刻まれていることから、後世の見る目のない批評家、美術史家の解釈を含めた作品、それらを超える作品であると言える。なお、第二次世界大戦中、ヒトラーのためにナチス・ドイツに接収された。 詳細は「絵画芸術」を参照
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絵画芸術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 14:19 UTC 版)
イングランドにルネサンスが到来したのは、イタリアを初めとするヨーロッパ大陸諸国に比べると遅かったといわれる。テューダー朝とステュアート朝における絵画芸術は、ヘンリー8世の宮廷画家ハンス・ホルバインからチャールズ1世の宮廷画家ヴァン・ダイクに至るまで、外国から招いた才能ある芸術家の手によるものだった。 このように総括されるとはいえ、国内にも優れた絵画が育ち始めていた。エリザベス1世の時代、国内の画家として最も広く認知されているのが、女王の宮廷画家兼金細工師だったニコラス・ヒリアード(1547年頃 - 1619年)である。また、ジョージ・ガワー(英語版)(1540年 - 1596年)も作品やその生涯が判明するにつれ、評価と注目を集めるようになってきた。
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