第11番惑星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 04:41 UTC 版)
「宇宙戦艦ヤマトシリーズの天体」の記事における「第11番惑星」の解説
オリジナルシリーズ 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』 設定上の名称は「第11番惑星ファウスト」。 監視基地が建設されている。上空には全長100メートルの前方監視衛星が浮かぶ(『ヤマト2』第19話に登場する監視衛星とは別物)。 劇中では惑星の一部分のみが映っており、薄緑色の天体となっている。 『宇宙戦艦ヤマト2』 第6話と第19話に登場する。「20世紀末に発見された太陽系最端の惑星で、22世紀末に人類が到達した」「大気や水は存在しないが、古代文明の遺跡が存在する」と劇中ナレーションで解説されている。 辺境警備のために空間騎兵隊が配備されていたが、第6話でコズモダート・ナスカの前衛艦隊の攻撃を受けて壊滅する。第19話では、白色彗星帝国のバルゼー艦隊によって兵站基地が設営されているが、ヤマトの波動砲で壊滅する。 本作以降は、濃い灰色で、極点が白くなっているという見た目をしている。 『宇宙戦艦ヤマトIII』 第5・6・7話に登場する。レーダー基地が設営されたことで、第11番惑星の軌道までが地球連邦の領空と宣言されている。 『2199』シリーズ 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』 第3話で初登場する。名称が「第十一番惑星」と漢数字表記になっている。本作ではガミラス軍が戦時中に開拓した星で、ガミラス製の人工太陽によって生存可能な環境が整えられていると設定されている。地球とガミラスの和平後、地球連邦の管理下に移り、地球人とガミラス人の入植者が共に暮らしている。しかし、ガトランティス軍の襲撃を受け、都市は壊滅し、住民の9割近くが虐殺される。人工太陽もヤマトの波動砲によって機能を停止してしまい、開拓の成果は水の泡となる。 外観は『さらば』寄りとなっており、黄緑色をした惑星で、緑色に発光する人工太陽が周回している。土方竜が司令官を務める「外洋防衛師団」の拠点であり、また斉藤始が隊長を務める「空間騎兵隊第7連隊」も駐屯している。 小説版では、地球の管理下に置かれるまでの経緯が掘り下げて説明されている。第十番惑星までは地球側も以前から把握していたが、第十一番惑星は大戦後のガミラスとの和平条約締結時にその存在が明らかになった。その際、地球側はさも最初から知っていたという体を装って領有権を主張し、ガミラス人移住者の扱いに関して一悶着あった末、地球とガミラスが共同で開発する特区という扱いになったとされる。名称についても、ガミラス独自の名称がつけられていたが、領有権の問題で付け入る隙を与えたくない地球側ではその名称を用いず、代わりとなる名称もいまだについていないとされている。また、大戦時に壊滅した冥王星基地に代わる拠点として使用されなかったことについて、人工太陽に問題があったためという理由が説明されている。
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