【第7師団(自衛隊)】(だいななしだん(じえいたい))
陸上自衛隊における戦略級部隊単位である師団の一つ。
本師団のルーツは、陸自創設後の1956年に真駒内駐屯地(札幌市)で編成された「第7混成団」である。
その後の1961年に機械化部隊へ改編され、翌1962年に「師団」制度が発足すると共に「第7混成団」から現在の名称に改められた。
そして1981年、北部方面隊隷下にあった「第1戦車団」を統合して機甲師団へ改編され、現在に至っている。
本師団は、司令部を北海道・東千歳駐屯地に置き、1個普通科(機械化歩兵)連隊及び3個戦車連隊を基幹とする約7,000名の兵員を擁し、北海道道央部(胆振・日高地方)の防衛警備・災害派遣・民生協力及び国際貢献活動などを任務にしている。
本師団は陸上自衛隊で唯一の「機甲師団」であり、有事には隷下の3個戦車連隊が装備する90式戦車及び普通科連隊に装備されている89式装甲戦闘車の重火力により「機動打撃」を担当する部隊とされている。
部隊編制
第7師団
第7師団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 08:27 UTC 版)
「第7師団 (陸上自衛隊)」の記事における「第7師団」の解説
1962年(昭和37年)8月15日:師団改編(陸上自衛隊の13個師団体制完成) 第7混成団を第7師団に称号変更し、改編。 第7航空隊が北部方面航空隊隷下に隷属替え。 1965年頃の主要編成 第11・第23・第24普通科連隊、第7特科連隊、第7戦車大隊 1967年(昭和42年)8月30日:第23普通科連隊のレンジャー訓練が支笏湖モラップ湖畔で行われた際に隊員4人が溺死。着衣水泳の途中の事故。 1975年(昭和50年)8月1日:第7音楽隊を新編。 1976年(昭和51年)2月:74式戦車の配備を開始。 1977年(昭和52年)8月:有珠山噴火災害派遣。
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