第三軌条線の共通車両規格とは? わかりやすく解説

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第三軌条線の共通車両規格

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 05:48 UTC 版)

大阪市営地下鉄」の記事における「第三軌条線の共通車両規格」の解説

車両面における大阪市特徴としては、前述した初期開業している第三軌条使用路線が(以下便宜上第三軌条線と称す)、いずれもほぼ同じ規格作られていることが挙げられる一般に日本の地下鉄では新路線を建設するたび、新技術投入または他社線との相互乗り入れのため規格見直しが行われることが多く異な路線では車両融通利かないことも多い(ただし一世代前と後の路線では規格似通っていたり、車両検修設備などを共用する目的から、線路繋げて車両回送されるケース比較的よく見られる)。 しかし大阪市では堺筋線まで、既存郊外鉄道への直通企図した構造路線建設されなかったため(相互直通運転北大阪急行近鉄第三軌条となった)、市営第三軌条線はほぼ全線同一規格となった車内信号使用する千日前線や、後に他社線直通することになった中央線過密運転を強いられる御堂筋線では、路線別仕様個別化若干必要とされるが、軌間車両サイズなどの基本寸法は同じとしている。 6000形(後の800形)・6100形(後の900形)や10系30000系など一部路線でしか使用歴のない形式もあれば、50系30系新20系のように第三軌条線の全線使用され形式もある。 以前大阪市では、異な第三軌条線でも同じ外観車体色車両使用されていたが、前述ラインカラー明確化に伴い1975年より基本的な塗り分けパターン同じだが、正面側面窓下などのラインカラー部だけ色を変える新塗装施された。これによりラインカラーによる識別性は他都市の地下鉄同程度向上した2015年まで第三軌条線は御堂筋線四つ橋線、ないし谷町線中央線千日前線といったそれぞれのグループ線路つながっており、両グループまたがって車両転属をする場合トレーラーによる陸送が必要であったが、2015年春本町駅構内後述四つ橋線中央線を結ぶ連絡線完成したため、トレーラー輸送解消された。 1960年代以降、特に70008000形30系製造していた高度経済成長時期には新規区間開業輸送力増強が相次ぎ編成替えも伴う転属頻繁に行われてきた。その中で新型車を御堂筋線投入し余剰車を別路線に投入することがたびたび行われていた。 しかし、第三軌条線の大半新20系占められてからは、多少転属発生しているものの、ほとんどの車両当初配属され特定の一路線で使用され続けているため、以前ほどの頻繁な転属行われなくなり他都市の地下鉄に近い状況となった。そのため、比較的車齢の高い10系御堂筋線から転属することなく運用され続け一方で四つ橋線千日前線新20系統一されているという状況見られるようになっている

※この「第三軌条線の共通車両規格」の解説は、「大阪市営地下鉄」の解説の一部です。
「第三軌条線の共通車両規格」を含む「大阪市営地下鉄」の記事については、「大阪市営地下鉄」の概要を参照ください。

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