稲荷山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/04 16:26 UTC 版)
稲荷山(いなりやま・いなりさん・いなりざん)とは以下に使われる名称。
日本の山
- 稲荷山 (青森県) – 青森県北津軽郡中泊町にある標高30mの山。
- 稲荷山 (盛岡市上鹿妻) – 岩手県盛岡市上鹿妻にある標高233mの山。周辺は盛岡ハイランドカントリークラブというゴルフ場になっている。
- 稲荷山 (盛岡市上米内) – 岩手県盛岡市上米内にある標高322mの山。
- 稲荷山 (秋田県) – 秋田県由利本荘市と雄勝郡羽後町の境にある標高324mの山。
- 稲荷山 (茨城県) – 茨城県久慈郡大子町にある標高461mの山。
- 稲荷山 (栃木県) – 栃木県那須塩原市にある標高298mの山。
- 稲荷山 (長野県) – 長野県佐久市にある標高750mの山。
- 稲荷山 (静岡県) – 静岡県浜松市浜名区にある標高75mの山。
- 稲荷山 (愛知県) - 愛知県田原市にある標高100mの山。
- 稲荷山 (滋賀県) – 滋賀県高島市にある標高180mの山。
- 稲荷山 (京都府) – 京都府京都市伏見区にある標高233mの山。伏見稲荷大社の神体山。東山三十六峰に含まれる。
- 稲荷山 (大阪府) – 大阪府泉南郡岬町にある標高60mの山。
- 稲荷山 (紀美野町) – 和歌山県海草郡紀美野町にある標高319mの山。
- 稲荷山 (古座川町) – 和歌山県東牟婁郡古座川町にある標高365mの山。
- 稲荷山 (島根県) – 島根県松江市にある標高254mの山。いなりさん。
- 稲荷山 (岡山市) – 岡山県岡山市南区の植松駅南側にある標高154mの山。下を本四備讃線(瀬戸大橋線)の蜂峰山トンネルが通る。
- 稲荷山 (高梁市) – 岡山県高梁市の高梁市街地西側にある標高418mの山。
- 稲荷山 (香川県) – 香川県高松市の栗林公園の裏手にある標高166mの山。
日本の地名
山号
その他
稲荷山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 22:33 UTC 版)
神体山である稲荷山は、東山三十六峰の最南端に位置し、標高233m。3つの峰(一ノ峰、二ノ峰、三ノ峰)が連なるが、かつては古墳で、それぞれに円墳が確認されている。三ノ峰からは二神二獣鏡が出土している。この山々「お山」を中世には「下ノ塚」「中ノ塚」「上ノ塚」と呼び、奥社奉拝所の先にある山々を巡拝できる参道には、そこかしこに人々が石碑に「白狐大神」や「白龍大神」などの神名を刻んで祀られた無数の小さな祠(その数、1万基、あるいはそれ以上とも言われる)の「お塚」が奉納されており、「お塚信仰」と呼ばれている。 参拝者の中には、「お塚」の前にひざまづいて「般若心経」や「稲荷心経」などを唱えている人もおり、日本で神仏分離が行われる前の信仰(神仏習合を参照)が今でも保たれているのを見ることができる。奥社奉拝所の奥に「おもかる石」という石がある。この石は試し石のひとつで、願いを念じて持ち上げた時、重さが予想していたより軽ければ願いが叶い、重ければその願いは叶わないといわれている。 また稲荷山には信者から奉納された約1万基の鳥居があり、特に千本鳥居と呼ばれる所は狭い間隔で多数建てられ名所となっている。鳥居を奉納する習わしは江戸時代に始まった。 応仁の乱で焼失する前は稲荷山の山中にお社があったが、再建はされず現在は神蹟地として残っている。明治時代に以下の七神蹟地を確定し、親塚が建てられた。お塚は、その周りを取り囲む形となっている。親塚の神名が本殿に祀られる五柱の神名とは異なるが古くからそういう名前で伝わっているとされ、理由は定かではない。 七神蹟地、およびその親塚にある神名 一ノ峰(上之社神蹟) - 末広大神 二ノ峰(中之社神蹟) - 青木大神 三ノ峰(下之社神蹟) - 白菊大神 荒神峰(田中社神蹟) - 権太夫大神 間ノ峰(荷田社神蹟) - 伊勢大神 御膳谷遙拝所 - 往古に三ヶ峰に神供をした所と伝えられている。 釼石(長者社神蹟) - 社殿の後ろに御神体の剱石があり長者社には加茂玉依姫(かもたまよりひめ)を祀る。 間ノ峰(荷田社神蹟) 御膳谷遙拝所 釼石(長者社神蹟) 稲荷塚(稲荷山に数万カ所所在) 稲荷塚、稲荷信仰が伺える
※この「稲荷山」の解説は、「伏見稲荷大社」の解説の一部です。
「稲荷山」を含む「伏見稲荷大社」の記事については、「伏見稲荷大社」の概要を参照ください。
稻荷山と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- 稻荷山のページへのリンク