種村直樹『さよなら国鉄 最長片道きっぷの旅』とは? わかりやすく解説

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種村直樹『さよなら国鉄 最長片道きっぷの旅』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 00:14 UTC 版)

最長片道切符」の記事における「種村直樹『さよなら国鉄 最長片道きっぷの旅』」の解説

竹下町駅(自動車嬉野線) - 鵡川駅日高本線富内線鉄道趣味誌『鉄道ジャーナル』の1985年10月号より連載され企画宮脇までは鉄道および国鉄連絡船のみで達成され片道切符なのに対し種村直樹場合は、国鉄自動車線も組み込んだ一筆書きによる最長片道切符使用した点が特徴である。 この旅行実施され当時自動車線に跨る乗車券の有効日数プラス数日定められていたが、これは鉄道線による経路一つ自動車線を組み込む事を想定したものであり、複数自動車線を組み込んだ場合乗車券の有効日数に関する取り決め無かった。この件は国鉄全体巻き込む議論となり、最終的にこの旅行では、自動車線1路線あたり1日加算する運用規則通達定められた。これは自動車線を何度組み込んで鉄道線有効期限対す加算日数1日とした場合順調に経路進んだとしても有効期間内にこの旅行終了できるかどうか疑問生じ有効期間内に旅行終了できない可能性の高い乗車券発売することに対して国鉄内での議論となった為である。特別詮議適当な有効日数加算してはどうかといった案も出されたものの、自動車線に跨る乗車券に有効日数1日加え趣旨鉄道線のみの場合比べて不便であることが前提となっているので、複数自動車線を組み込む場合組み込んだ回数分有効期間を加えるのが妥当であろうとの結論となった。この発券段階経緯種村雑誌『旅』(当時日本交通公社出版事業局刊)誌上でも明らかにしている。なお、経路への自動車線を組み込む場合加算日数に関する議論その後国鉄内部続けられ最終的に自動車線を複数組み込んで加算日数1日のみとする規定改められJR引き継がれている。また、種村による発券時には東名高速線名神高速線昼行便夜行便更には夜行便当時運行されていた東京名古屋東京京都東京-大阪の3路線は、路線認可自体それぞれ別のため互いに独立したものとして組み込んで可という見解国鉄本社より示され昼行と夜行京都便、大阪便をルート組み込んでいる。これも取り決めなかったことによる当時国鉄本社見解であり、この発券後に拡大解釈過ぎるという意見出たようで、その後片道ではなく連続乗車券扱いとされることになった。この東名名神高速線扱いに関して経緯前述『旅』誌上明らかにしているが、これを「種村強引にルール国鉄押し付けた特権的なもの」と根拠のない批判ネット上に散見される種村のこの旅行以外で自動車線を含む一筆書き旅行が行われたことはないため、このとき種村使用した片道切符名実共に史上に残る日本一最長片道切符である。自動車線の廃止相次いだことや、自動車線が分離され子会社となったことにより、連絡運輸廃止または連絡運輸1回に限るという規則になった現在では、この切符による旅行上回る旅行自体できないため、この記録将来わたって破られることはな可能性が高い。 しかし、実際旅行距離は日本最長であることは間違いないが、種村仕事都合乗り間違い発売後に多数自動車線が廃止されたことから発売距離よりもかなり短くなっている。また、ルート作成段階で、一大盲腸線状態の筑肥線存在見落とすというミス冒していた事が読者指摘判明している。しかも、この筑肥線利用したルート場合最長片道きっぷ起点竹下町ではなく姪浜駅になる。 なお、これには上記順路メインルートのほか、宇高連絡船しか接続ルートが無いため完全取りこぼしとなってしまう四国についても、エリアが完全に収まる四国ワイド周遊券四国均一周遊券、現在は廃止)を利用した四国最長片道となるオプショナルツアー実施されている。

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