神酒クリニック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 14:56 UTC 版)
「神酒クリニックで乾杯を」の記事における「神酒クリニック」の解説
九十九勝己(つくも かつみ) 本作の語り手。一流大学の医学部を卒業し研修医を経て有名病院に入職するが、個人病院での当直のアルバイト中に泥酔し患者を死亡させた医療事故を引き起こす。病院を追われ再就職活動しても雇い入れられなく失意で過ごしていたが、恩師である三森教授の紹介で神酒クリニックに入職。 医療行為の他に探偵まがいの事件調査なども引き受ける神酒クリニックに最初は戸惑っていたが、格闘技の腕前や奇術の才能を発揮し、神酒クリニックで存在感を増していく。格闘技はプロライセンスを所持しており、奇術も後述の新庄雪子曰く「天才的な腕前」。大学卒業時に恩師から贈られたイニシャル入りの万年筆を常に持ち歩く。 神酒章一郎(みき しょういちろう) 神酒クリニックのオーナーで自身も外科医である。年齢は40歳手前、長身で彫りの深い顔立ち。外科手術の腕前は超一流で、対複数の格闘技の手練れでもある。クリニックに舞い込む事件調査などの依頼を喜んでいる節がある。 一ノ瀬真美(いちのせ まみ) 神酒クリニックのナースで、手術の際の器具出し・術後の器具の洗浄・医療補助などを担当。年齢は23歳。スレンダーで清楚な女性だが、過激なドライビングテクニックを持つなど色々な面を併せ持っている。幼少期に両親が離婚し母方に引き取られたため名字が異なるが神酒章一郎の妹でもある。クリニック開院時に章一郎から一緒に働かないかと誘った。愛車は赤いミニだがエンジンをハイパワーなものに換装してある。 夕月ゆかり(ゆうづき ゆかり) 産婦人科医、小児科医。神酒が執刀する手術では助手を務めるほか、婦人科の手術では自ら執刀を担当する。高級クラブのホステスでも十分通用するような美貌と色気を持ち、劇団員の経験もあり声帯模写もできるので九十九の窮地をサイレンの声真似で助ける場面も。医療技術も優れている。年齢不詳だが自称28歳。翼のローティーンのような外見をからかい、その仕返しとして翼からは「オバさん」「痴女」などと言われている。 黒宮智人(くろみや ともひと) 内科医。超人的な記憶力を持ち、ハッキング・ピッキングなどの技術もあるが、うつ病気味。目が隠れるほど前髪が長く黒縁メガネ、猫背で話し方もボソボソしているが、素顔は映画俳優のような長身の美男子であり、大学生4年生まではイケメンで成績優秀、テニスの大会で優勝などスポーツ万能の優等生として女性にもモテモテだったが翼の妹と会い、自分を超える知性により打ちのめされて挫折し、現在の姿になる。手術の際は麻酔科医の業務も担当。 天久翼(あめく つばさ) 精神科医。小柄でローティーンの少年にしか見えないが30歳は過ぎている。読心術に優れ、他者の表情や目線、仕草などの動きから心情を分析しているに過ぎないのだが、他人からは人の心を読める妖怪サトリのごとく思われているが、手術などの手技は苦手でクリニックでの手術には参加してない。スーツを着た姿を「七五三」と言われるなど、よくゆかりに外見をからかわれている。読心術を利用してのギャンブルなども得意。ホットココアを好む。 巽 神酒クリニックが入る巽ビルのオーナーで白髪で初老の男性。寡黙で殆ど喋らない。ビルの1階で喫茶巽を経営。
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