神都図書館・宇治山田市立図書館とは? わかりやすく解説

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神都図書館・宇治山田市立図書館(1928-1955)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/30 17:31 UTC 版)

伊勢市立図書館」の記事における「神都図書館・宇治山田市立図書館(1928-1955)」の解説

1928年昭和3年5月1日岩渕町現在の伊勢市観光文化会館の隣)に宇治山田市立神図書館開館した。『三重県教育史』や『伊勢市史』は交修図書館を宇治山田市立神図書館前身位置付けているが、伊勢図書館発行の『図書館概要』は神都図書館以前の歴史記載していない。神都図書館は交修図書館から蔵書引き継いだが、開館初年蔵書数は1,892冊とわずかで、新聞や雑誌閲覧主な業務としていた。当時所蔵新聞大阪毎日新聞大阪朝日新聞時事新報報知新聞國民新聞名古屋新聞新愛知伊勢新聞など、所蔵雑誌は『中央公論』・『女性』・『キング』・『婦人倶楽部』と少年雑誌3誌であった開館年の閲覧者数は10,405人で四日市市立図書館松阪町図書館(現・松阪市松阪図書館)に次ぐ県内第3位図書館費は3,315円で四日市市立図書館に次ぐ県内2位であった神都図書館蔵書数少なさを補うべく、図書館設置尽力した人々は、市民に対して寄付図書寄贈呼びかけ自身基金創設図書寄贈積極的に行った1937年昭和12年)の『三重県学事要覧によれば当時蔵書数は8,318冊で、閲覧者27,332人、図書館費3,237円と、四日市市立図書館とともに県内の他の図書館圧倒する実績挙げていた。この背景には神都図書館参宮急行電鉄宇治山田駅前にあって利便性高かったことに加え宇治山田市当局図書館重要性認識していたことがあった。第二次世界大戦中県内多く図書館戦災遭い直接の被害がなくとも休館追い込まれた中で、神都図書館蔵書一部疎開させるなどしながら業務継続した終戦翌年1946年昭和21年)の蔵書数57,742冊、閲覧者数は27,515であった1947年昭和22年)、終戦による緊急措置多く図書除籍された。 1949年昭和24年5月神都図書館宇治山田市図書館改称した同年度の蔵書数11,188冊、1日平均閲覧者数は76人といずれも県内第3位であった1950年昭和25年4月30日図書館法制定されると、小学校併設小規模図書館淘汰されていったが、宇治山田市図書館そのまま施設維持された。しかし、1953年昭和28年)に伊勢会館伊勢市観光文化会館前身)を建設するため、神都公会堂とともに解体されることになった宇治山田市図書館は、1954年昭和29年3月3日国鉄山田駅現在の伊勢市駅)前の観光物産館付属建物移転した

※この「神都図書館・宇治山田市立図書館(1928-1955)」の解説は、「伊勢市立図書館」の解説の一部です。
「神都図書館・宇治山田市立図書館(1928-1955)」を含む「伊勢市立図書館」の記事については、「伊勢市立図書館」の概要を参照ください。

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