図書館概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/28 07:40 UTC 版)
前身となる山崎町立図書館は、1960年(昭和35年)に現本館と同じ場所で竣工した下村記念館に併設する形で開館した。同記念館は、山崎町出身で下村電友舎製作所創業者の下村均から郷里への公会堂建設寄贈の申し出を受けて建てられたもので、公会堂の一角に併設して開館した町立図書館は宍粟郡内において初めての常設型図書館とされている。下村記念館は長らく町の行事での使用を通じて町民に親しまれて来たが、老朽化のため山崎文化会館にその地位を譲って解体され、1988年(昭和63年)4月18日より2代目の町立図書館が跡地に開館した。 2005年(平成17年)、山崎町が一宮町・千種町・波賀町と合併して宍粟市が成立したことに伴い宍粟市立図書館に改称した。この時点では他の3町には公立図書館がなかったため、必然的に旧山崎町立図書館が市内唯一の常設型公立図書館となった。その後、2015年(平成27年)には市北西部の千種町で初の分館となるちくさ図書館が開館している。 同年11月1日からは、播磨圏域連携中枢都市圏に参加する市町の公立図書館間で相互利用が出来るようになった。対象は姫路市、相生市、加古川市、赤穂市、高砂市、加西市、たつの市、加古郡稲美町・播磨町、神崎郡市川町・福崎町・神河町、揖保郡太子町、赤穂郡上郡町および佐用郡佐用町の居住および通勤・通学者で、共通カードはなく利用券を個別に発行する。
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