図書館未設置時代
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1958年(昭和33年)に南設楽郡新城町が市制施行して新城市が発足して以来、婦人会や文化協会などから、市民の文化的なよりどころとなる施設がないことが指摘され続けてきた。こうした声を受けて、1978年(昭和53年)9月13日には新城市の近藤長一市長が新城市民会館の建設について調査委員会に諮問した。1979年(昭和54年)8月30日には調査委員会が市長に答申し、文化会館・図書館・郷土資料館の複合施設を建設することが決定した。 1979年9月には新城市議会に特別委員会が設置され、また新城市役所にも組織が設けられ、1981年(昭和56年)2月26日には建設地を現在地に選定している。なお、同年10月26日には本町の郵便局舎を改修して新城中央公民館図書資料室が開館している。この図書資料室は中央公民館の分館という位置づけであり、開館時の蔵書数は6,143冊だった。毎週月曜・祝日・毎月末日・年末年始が休館日であり、開館時間は「10時-18時」、貸出冊数は4冊まで、貸出期間は2週間だった。図書資料室は愛知県道439号能登瀬新城線に面しており、水谷商店の南西隣、「やまぐち」の向かいにあった。現在は新城市が所有する空き地となっている。 1982年(昭和57年)12月20日には設計者を梓設計に決定。1985年(昭和60年)11月6日に着工し、1987年(昭和62年)3月10日に竣工した。この間の1986年(昭和61年)12月28日には新城中央公民館図書資料室が閉館している。新城地域文化広場の建設にあたっては、まちづくり特別対策事業として自治省から助成金を受けている。また愛知県の地域文化広場整備事業として採択されたことで、文化会館は新城市が、新城図書館は愛知県が建設費を負担している。
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