対策事業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 19:12 UTC 版)
現在、地すべりを起こした斜面の崩落を防ぐために対策事業を行っている。1959年(昭和34年)10月に地すべり防止区域に指定され、さらには1962年(昭和37年)に直轄施工区域に指定され、直轄工事が開始された。ひとたび地すべりが発生すると川がせき止められ、二次災害に繋がりかねないため、国土交通省近畿地方整備局 大和川河川事務所の管轄のもと、大規模な対策事業と監視活動がおこなわれている。 内容としては、峠地区を中心に6つの排水トンネル、26基の集水井および多数の排水口による表面排水路・暗渠排水路が整備され、粘土層の含水量を抑制する対策が行われた。また、約300本にのぼる鋼管杭の設置などが行われ、地すべり滑動を抑制する対策が行われた。 なお、対策地域内に「亀の瀬地すべり資料室」が設置され、亀の瀬地すべりに関する資料の展示、対策地域の設備の見学会等が行われ、啓蒙活動が行われている。
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