社名変更前の出来事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 05:14 UTC 版)
リコール(商品回収) 1993年 医師の処方が無ければ販売できない医薬品成分である強力な利尿剤のフロセミドを含有したダイエットサプリメント(Quickly:クイックリー)を販売し、FDA(アメリカ食品医薬品局)よりリコール命令を受けた。 2003年4月 FDAは、ニューウエイズインク社が販売しているマスカラの一部が有害なバクテリア(緑膿菌)に汚染されているとして購入及び使用を中止するように消費者へ警告した。 商品は創業者の名を冠した、レスリーディーアン・コスメティックシリーズの「ジェット・ブラック・マスカラ」。ニューウエイズインク社はFDAに報告しリコールの届出を行い、自主的に当該商品の回収を行っていた。当該商品の使用による消費者被害の届けは、ニューウエイズインク社にはなかった。同商品は、日本でも正式発売されていたが、日本に輸入された商品は回収対象ロットが含まれていないことから日本では商品回収作業は行っていない 。 2003年8月 ニューウエイズ商品輸入元であるニューウエイズジャパン社は、化粧品の表示不備によるリコールを厚生労働省に届け出て業界のガイドラインに基づく商品の自主回収を行った。 2009年8月 厚生労働省による輸入時検査で、ニューウエイズのサプリメント(Feelin Good:フィーリングッド)から基準値の4倍を超える42ppmのシアン化合物が検出され、食品衛生法違反となり、廃棄、積み戻し等の指示を受けた。原因は「製造者の品質管理不足によるもの」と記載。 ストックオプションと製品の購入 ニューウエイズを元トップ会員が損害賠償求め提訴 「ストックオプション問題」が訴訟に発展 2010年、ニューウエイズジャパンの元会員2人が6月4日、「ニューウエイズのストック・オプションは証券詐欺にあたる」などとして、ニューウエイズジャパンやオーナーの投資会社ゴールデンゲートキャピタルなどに対し、総額3億円の損害賠償請求を横浜地裁に起こした。ニューウエイズの「株式上場すれば数倍の価値になる」というトークをエサに、他人名義で製品を購入したり、製品の買い込みを強要させられた会員が多数いるという。 米国における刑事裁判 医師の処方箋が必要なヒト成長ホルモンを含むサプリメントを販売し有罪 2003年10月、FDAより調査を受けていたニューウエイズインク社は、医師の処方が無ければ販売できないヒト成長ホルモン(HGH)を含んでいる商品(BioGevity:バイオジュビティ)を医薬品の許可を得ずに販売したことを認め『有罪』となり司法取引で50万ドルの罰金を支払った、またBioGevityの違法販売で得た利益 125万ドルを没収された。ヒト成長ホルモンの摂取は、顔面の異常肥大などの副作用が起こる可能性があると言う。 創業者の脱税事件 2004年、米国において共同創業者であるトーマス・E・モウワーとレスリー・ディーアン・モウワーの元夫妻は、2002年に社会保障番号を悪用し海外販売の300万ドル以上の収入を脱税した容疑と、内国歳入庁 (IRS)の調査を誤魔化して100万ドル以上を隠すことを試みた容疑で、IRSより連邦裁判所に起訴された。2005年3月に連邦裁判所陪審員より有罪判決を受け、2006年9月に刑が確定した。トーマスは2007年1月8日から懲役33ヶ月と3年間の保護観察に加え、7万5千ドルの罰金、レスリーは懲役27ヶ月と3年間の保護観察に加え、6万ドルの罰金を言い渡した。またニューウエイズ社の元顧問弁護士ジェイムス・トンプソンは、懲役25ヶ月と2年間の保護観察が課せられた。 現在は前述の通り、両名とニューウエイズ社との関係性は解消されている。
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