登場国
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物語に登場するのは、大陸から突き出た半島に存在する架空の3つの国で、それぞれ古代朝鮮の新羅・百済・高句麗を彷彿させる。ただし作中で語られる各国の風土や社会には自由なアレンジが加えられている。 沙維(サイ) 半島の東南部に位置し、主人公のソニンたちが住む国である。気候は安定し肥沃な平野が国土の大半を占め、農作物は豊かであるが、これといった特産物はない。歴代の国王が平穏な治世を重ねてきたおかげで、内政面はおおむね安定しているが、巨山による江南侵略と王宮内での陰謀により、江南・巨山との間に外交上の不信を招く事態が生じている。第1巻の終わりで王が退位し、長男のパロル王子が新しい王として即位している。 江南(カンナム) 半島の西南部に位置する国。南風と暖流がもたらす温暖な気候から海産物をはじめさまざまな物産に富む。海運業と外国との交易が盛んで、独特の異国趣味溢れる華麗な文物は、他国の羨望の的となっている。その一方で貧富の差は激しく、外戚であるキノ一族が国内の利権の大半を独占し、彼らによる専横が甚だしいなど、大きな社会矛盾を抱えている。巨山の侵略によって国土の大半を蹂躙された上、大嵐の被害にも見舞われるなど、現在国力は大きく疲弊している。 巨山(コザン) 半島の北半分を占める国。1年の半分を雪に覆われるなど気候は寒冷で、国土は山森と草原が大半を占め、風土条件は厳しいが、鉱物資源が豊かで、3国の中では最も進んだ技術と最大の国力を誇る。国民は勤勉で、平均的な教育水準も高いが、他の2国をしばしば見下すところがある。現在の巨山王は文武に有能かつ決断力に富むとの評判で、国民の大多数から支持されているが、実際には強引な政策を重ね、目に見えないところで国力を損ねている。江南征服の遠征では、一時は国土の大半を占領することに成功するものの、「海の民」の頑強な抵抗と沙維国の援軍に阻まれ、結局は全軍撤退に追い込まれた。また、多くの国民が知らない水面下で、「森の民」と呼ばれる狩猟の民への過酷な迫害が行われている。
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登場国
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「数字で救う!弱小国家」の記事における「登場国」の解説
ファヴェール 本作の舞台である小さな王国。 約40年前にオルデンボーより独立した国である。 国土は大きいが、北国である為大半は寒冷地・森林地帯である。海に広く面しているものの、海運は隣国のオルデンボーに掌握されており、このような理由で国力は乏しくなっている。 国王は病で倒れている為、現在の国政は王女のソアラが司っている。 オルデンボー ファヴェールとトロンの南に位置する国。過去にファヴェールがこの国より独立しているが、現在は陸と海、どちらでも交易の要所を確保しており、国力は高い。 エイルンラント 東に位置する、国土・国力どちらも大きな島国。 島国であるが故に海軍力が高く、オルデンボーとは海の覇権を巡り抗争を繰り広げている。 ベネルクス連合 大陸に存在し、南に位置している連合王国。 西の複数国に対抗する為陸に重きを置いており、工業力の高い国であるが、オルデンボーとエイルンラントには制海力で後れを取っている。 トロン オルデンボーの実質的支配下にある王国。ファヴェールの東に位置する。 ファヴェールとの国境には高い山脈が在り、陸を歩いてファヴェールより渡り到達する事は不可能である。 海運交易商人ギルド連合 商人により形成された自由都市国家。大陸に存在し、オルデンボーより西に位置している。 各勢力の中央に位置する為、国間の小競り合いに介入してはそこで利益を得ている。
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