登場する火器についてとは? わかりやすく解説

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登場する火器について

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/14 13:33 UTC 版)

ラストサムライ」の記事における「登場する火器について」の解説

エドワード・ズウィック監督1989年南北戦争題材とした『グローリー』を手掛けた事もあり、明治維新から西南戦争ごろまでの日本(1868-1877年)を舞台とした本作でも、大日本帝國陸軍軍装品やプロップガン選定にはかなりのこだわり見られ欧米入手可能なレプリカモデル現存実銃制約から一部史実との違いみられるものの、南北戦争普墺戦争終結により大量在庫生じた事が要因となり、欧米武器商人の手幕末の日本大量に持ち込まれ前装式ミニエー銃(マスケット銃)、そして欧米後装式小銃参考村田経芳日本独自ボルトアクションとして開発した村田銃へと変遷していく小銃史と、旧装備佩用した旧時代の武士の軍勢新式装備国民軍善戦空しく敗れ去っていく陸戦史が共に比較正確に描写されている。 オールグレン達将校下士官用い回転拳銃コルトM1871/1872 オープントップ(英語版)、コルトM1873 シングルアクション・アーミーS&W M3 スコフィールド(英語版)、レミントンM1858 ニュー・アーミー(英語版)など、黒色火薬リムファイア弾の拳銃用いられている。ウェブリー・リボルバー二十六年式拳銃などのセンターファイア弾(英語版)の中折れ式回転拳銃登場は、この時代よりももう10年ほど後になってからである。 米国からお雇い外国人として草創期帝國陸軍に関わった外国人騎兵達はウィンチェスターM1873佩用している。実際に幕末期日本輸入されたレバーアクション(英語版騎兵銃は、ヘンリー銃シャープス銃スペンサー銃マルティニ・ヘンリー銃等であるが、ウインチェスター銃は戊辰戦争西南戦争描いた歴史ドラマでも幕府陸軍不平士族側の銃としてしばしば登場し米国西部劇映画でもヘンリー銃などの代用として用いられる事が多かったのである草創期帝國陸軍(官軍)の一般兵用い小銃は、実際に幕末期スプリングフィールド銃エンフィールド銃の名称で知られスプリングフィールドM1861エンフィールドM1853が用いられている。ミニエー銃分類される両銃は西南戦争でも西郷軍側で用いられたものであるが、西南戦争帝國陸軍用いた後装式改造スナイドル銃レプリカ製造しているメーカー存在しない為か、本作には登場しない作中後半でオールグレン達サムライ軍勢対決する帝國陸軍兵(鎮台兵)はマウザーM1871や同銃の八連発改良型マウザーM1871/84を装備している。史実では幕末の日本にはドライゼ銃シャスポー銃輸入されており、西南戦争3年後グラース銃ボーモント銃参考村田経芳開発した明治十三年式村田単發銃登場し、後に連発式の明治二十二年式村田連發銃へと発展しているが、制作時点ではこれらのボルトアクション小銃レプリカモデル制作している銃器メーカー存在せず、特に明治帝國陸軍象徴的な装備でもあった村田単發銃村田連發銃は、今日でも日本はおろか有坂銃維持保存活動盛んな米国内ですら実銃入手実射が非常に難しい事から、比較単発連発双方村田銃外見作動形式近く単発銃口径がほぼ同じマウザーM1871やM1871/84が敢えてプロップガンとして選定されたものとみられる作中後半帝國陸軍は重火砲としてM1841榴弾山砲英語版)やガトリング砲使用している。ガトリング砲史実でも帝國陸軍輸入しているが、明治初期山砲史実ではフランス製の四斤山砲である。

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登場する火器について

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 03:35 UTC 版)

ラスト サムライ」の記事における「登場する火器について」の解説

エドワード・ズウィック監督1989年南北戦争題材とした『グローリー』を手掛けた事もあり、明治維新から西南戦争ごろまでの日本1868年から1877年にかけて)を舞台とした本作でも、大日本帝國陸軍軍装品やプロップガン選定にはかなりのこだわり見られ欧米入手可能なレプリカモデル現存実銃制約から一部史実との違いみられるものの、南北戦争普墺戦争終結により大量在庫生じた事が要因となり、欧米武器商人の手幕末の日本大量に持ち込まれ前装式ミニエー銃マスケット銃)、そして欧米後装式小銃参考村田経芳日本独自ボルトアクションとして開発した村田銃へと変遷していく小銃史と、旧装備佩用した旧時代の武士の軍勢新式装備国民軍善戦空しく敗れ去っていく陸戦史が共に比較正確に描写されている。 オールグレン達将校下士官用い回転拳銃コルトM1871/1872 オープントップ(英語版)、コルトM1873 シングルアクション・アーミーS&W M3 スコフィールド(英語版)、レミントンM1858 ニュー・アーミー(英語版)など、黒色火薬リムファイア弾の拳銃用いられている。ウェブリー・リボルバー二十六年式拳銃などのセンターファイア弾(英語版)の中折れ式回転拳銃登場は、この時代よりももう10年ほど後になってからである。 米国からお雇い外国人として草創期帝國陸軍に関わった外国人騎兵達はウィンチェスターM1873佩用している。実際に幕末期日本輸入されたレバーアクション(英語版騎兵銃は、ヘンリー銃シャープス銃スペンサー銃マルティニ・ヘンリー銃等であるが、ウインチェスター銃は戊辰戦争西南戦争描いた歴史ドラマでも幕府陸軍不平士族側の銃としてしばしば登場し米国西部劇映画でもヘンリー銃などの代用として用いられる事が多かったのである草創期帝國陸軍官軍)の一般兵用い小銃は、実際に幕末期スプリングフィールド銃エンフィールド銃の名称で知られスプリングフィールドM1861エンフィールドM1853が用いられている。ミニエー銃分類される両銃は西南戦争でも西郷軍側で用いられたものであるが、西南戦争帝國陸軍用いた後装式改造スナイドル銃レプリカ製造しているメーカー存在しない為か、本作には登場しない作中後半でオールグレン達サムライ軍勢対決する帝國陸軍兵(鎮台兵)はマウザーM1871や同銃の八連発改良型マウザーM1871/84を装備している。史実では幕末の日本にはドライゼ銃シャスポー銃輸入されており、西南戦争3年後グラース銃ボーモント銃参考村田経芳開発した明治十三年式村田単發銃登場し、後に連発式の明治二十二年式村田連發銃へと発展しているが、制作時点ではこれらのボルトアクション小銃レプリカモデル制作している銃器メーカー存在せず、特に明治帝國陸軍象徴的な装備でもあった村田単發銃村田連發銃は、今日でも日本はおろか有坂銃維持保存活動盛んな米国内ですら実銃入手実射が非常に難しい事から、比較単発連発双方村田銃外見作動形式近く単発銃口径がほぼ同じマウザーM1871やM1871/84が敢えてプロップガンとして選定されたものとみられる作中後半帝國陸軍は重火砲としてM1841榴弾山砲英語版)やガトリング砲使用している。ガトリング砲史実でも帝國陸軍輸入しているが、明治初期山砲史実ではフランス製の四斤山砲である。

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