発見と名称の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/27 14:17 UTC 版)
「ランベオサウルス」の記事における「発見と名称の由来」の解説
1923年、Dr. William Parks によりカナダ、アルバータ州で発見され、カナダにおける初期の古生物学者兼化石ハンター ローレンス・ラム (Lawrence Lambe) にちなみランベオサウルス(ラムのトカゲ)と命名された。化石はアルバータ他バハ・カリフォルニア半島と モンタナ州でも発見されている。
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発見と名称の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 17:07 UTC 版)
「チンタオサウルス」の記事における「発見と名称の由来」の解説
1950年、中国東部山東省青島市近くの萊陽市の金剛口村北西、冲溝の道路側にあるカンパニアンの地層で古生物学者、州明鎮とその教え子たちは大型のハドロサウルス類の脛骨と腓骨を発見した。周は北京の楊鍾健に報告し、1951年に発掘が開始された。現場は金崗口と萊陽市とを繋ぐへ主要道路の脇で、最低限の範囲での発掘しか許されなかった。そういったことが影響し、十分なフィールド記録が得られず発掘は途中で打ち切られることになった。この発掘で得られたのは少なくとも7体分の部分的に関節した骨格であった。楊は1個体分の頭骨つきの部分骨格をまとめ、ホロタイプ IVPP V725 とし、それに基づき1958年、サウロロフス亜科の新属新種、チンタオサウルス・スピノリヌスTsintaosaurus spinorhinus と記載命名を行った。パラタイプ、IVPP V818 は頭頂骨である。追加の骨格と大量のばらけた骨格要素は、いくつかはチンタオサウルスと考えられたが、他のものは1958年、新種タニウス・キンカンコウエンシス Tanius chingkankouensis と記載された。また、タニウス・ライヤンゲンシス Tanius laiyangensis も1976年に記載された。また、これらとは別にランベオサウルスに似たクレストの断片や、ランベオサウルス類の頬骨も同じサイトから見つかり、属種不明のランベオサウルス亜科として記載している。楊はチンタオサウルスの頭骨について、欠けている前上顎骨の後半部や頬骨を補修せず、よく知られている復元頭骨を描いた。その後、チンタオサウルスはランベオサウルス亜科と改められた。しかしランベオサウルス亜科にしては、あまりにもチンタオサウルスの鶏冠状突起は風変わりであることから、まず他のランベオサウルス亜科の鶏冠状突起と相同器官であるかが疑われた。ロジェストヴェンスキーはチンタオサウルス・スピノリヌスをタニウス・シネンシスのシノニムとみなし、ホーナーらはチンタオサウルスがハドロサウルス亜科とランベオサウルス亜科のキメラである可能性を指摘した上、鶏冠状突起が実際には存在せず、その正体が死後折れ曲がった鼻骨の一部に過ぎず、チンタオサウルスが典型的なハドロサウルス類の姿だったと主張した。しかしこれらの意見は結局すべて誤りであった。古生物学者エリック・ビュフェトーは、別の複数の標本にも明確な棒状の突起が残っていることや、タニウスとは様々な形質上の違いから明確に別属であること、タニウス・キンカンコウエンシスがハドロサウルス亜科ではなく、ランベオサウルス亜科に属することなどを指摘した。タニウス・ライヤンゲンシスの腸骨はT. チンカンコウエンシスとよく似ており、これら2種はチンタオサウルスのシノニムあるいは疑問名とみなされるようになった。属名は発見場所の近くの青島市に由来する。一方、種小名は頭骨に残されたクレストの一部が角状に見えることに因み、「トゲの鼻」という意味である。
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