発見と同定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 16:12 UTC 版)
ブロントスコルピオの唯一の化石標本「In31405」は、基部が太く、先端ほど尖りながら湾曲した硬質の構造体であり、イギリスのウスターシャー州、トリンプリーのシルル紀末期 - デボン紀前期の地層から発見された。この化石はキチン質の外骨格と基部の関節構造によって、明らかに脊椎動物の骨ではなく、節足動物の鋏に由来する可動指であることが分かる。 最初に発見される頃ではダイオウウミサソリ科(強大な鋏角を特徴とするウミサソリ類の分類群)の鋏角に由来する可動指と考えられていたが、この可動指はその分類群において特徴的な歯を欠き、代わりにサソリの触肢の可動指において特徴的な湾曲構造やこぶがあるため、Kjellesvig-Waering 1972 によってサソリの右触肢に由来する可動指と判断された。また、この可動指は他のサソリに見られない独自の特徴もあるため、新属新種のサソリ Brontoscorpio anglicus として記載されており、可動指の基部は三角形で1つの関節丘のみをもつことと、内縁に大きく丸いこぶが分厚く並んでいることが同定形質として定義される。なお、サソリの中でブロントスコルピオの分類学的位置は未定(incertae sedis)である。
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発見と同定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/05 02:38 UTC 版)
ブラキケラトプスのタイプ種である Brachyceratops montanensis は、モンタナ州中北部インディアン居留地にある、およそ7400万年前の地層であるツーメディスン累層(Two Medicine Formation)から発見された。化石の発見自体は1913年チャールズ・ギルモア(Charles W. Gilmore)によって、正式な記載は翌1914年になされた。 発見された骨格は全て不完全で、体長1.5メートルほどの若い個体のものが5体分ごちゃまぜになっていた。これらの個体は同じ巣で孵化したものと考えられている。 ブラキケラトプスはこの5体のみが発見されている。当初より他の既知のセントロサウルス亜科の恐竜の未熟な個体である可能性もあるとされていたが、2011年にライアンらによってルベオサウルスの若い個体である可能性が高いと報告された。 これらの化石はワシントンD.C.のスミソニアン博物館に保管されている。
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発見と同定
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ズニケラトプスは1996年、当時まだ8歳だったクリストファー・ウルフ少年(Christopher James Wolfe, 古生物学者 ダグラス・ウルフ博士の息子)によって、ニューメキシコ州西央部のモレノヒル層(Moreno Hill Formation)から発見された。この時出土したのは1つの頭骨と、ほか数個体分の骨であった。近年になって新たな骨が1つ見つかり、当初は同恐竜の鱗状骨ではないかと考えられていたが、その後ノトロニクス(Nothronychus)という別の恐竜の坐骨であると同定されている。
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発見と同定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 02:27 UTC 版)
アヴァケラトプスの最初の化石は、モンタナ州のジュディスリバー累層(Judith River Formation)より発見された。化石はかつての川底の跡に沿って散らばった状態で保存されていた。従ってこのアヴァケラトプスは、川の流れによって砂州に運ばれ、そこに埋没したと考えられている。 アヴァケラトプスを最初に発見したのはエディー・コール(Eddie Cole)、1986年に正式に命名して記載したのはピーター・ドッドソンであった。属名はコールの妻 Ava に、タイプ種である A. lammersi の種小名は採掘地の所有者であった Lammers 家にそれぞれ献名されたものである。
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